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3兆円使って恥さらし…東京五輪の遅すぎる決断が招いた取り戻せないほどの損失、小山田問題が決定打に

エンタメ・アイドル 投稿日:2021.07.20 19:34FLASH編集部

3兆円使って恥さらし…東京五輪の遅すぎる決断が招いた取り戻せないほどの損失、小山田問題が決定打に

開幕まであと4日で辞任することとなった小山田圭吾氏(dpa/時事通信フォト)

 

 すべてが、遅すぎるーー。

 

 東京五輪・パラリンピック組織委員会は7月19日、開会式の音楽製作を担当していた小山田圭吾氏(52)の辞任を発表した。五輪開幕まであと4日でのドタバタ辞任に、世界から冷たい目線が注がれている。

 

 

 小山田氏が開会式での作曲担当者の1人として発表されたのは、14日。直後からネット上で過去に雑誌でいじめを告白していたことが指摘され始めていた。

 

 それでも組織員会の武藤敏郎事務総長(78)は17日の会見で、「引き続き貢献していただきたい」と小山田氏の留任を明言。だが海外からも批判が殺到すると、19日に一転して辞任を発表することになったのだ。

 

「海外メディアからは、『また辞任』といった批判が上がっています。たしかにこれほど主要関係者の不祥事が相次ぐのは、異常事態といえるでしょう。

 

 振り返れば、15年には佐野研二郎氏(48)の制作した公式エンブレムが盗作騒動で白紙撤回。その後もJOC会長だった竹田恒和会長(73)に、東京五輪招致の贈賄疑惑が浮上。2019年3月には任期満了との理由で、退任を発表していました。

 

 今年2月には、組織委員会の会長だった森喜朗氏(84)が女性蔑視発言によって引責辞任。3月には、クリエイティブディレクターだった佐々木宏氏(67)による“容姿いじり”報道が浮上。渡辺直美さん(33)をブタに仮装させるという演出プランに批判が殺到し、辞任していました。

 

 そこへきて、小山田さんが“あと4日”というタイミングで辞任ですからね。世界中から信頼を大きく失墜させる決定打となりました。

 

 組織委員会はいつも“ことなかれ主義”で乗り切ろうとするものの、最後には辞任という後手後手の対応を取り続けてきました。すべてが、あまりに遅すぎます」(全国紙記者)

 

 そうした対応が招いた代償は大きかった。永田町関係者はこう呆れかえる。

 

「大会経費は約1兆6000億円。関連経費も含めると、総額で3兆円を超えるといわれています。

 

 結果論ではありますが、昨年の時点で中止していれば約3000億円もの経費が追加で膨らむこともなかったはず。もしくはこれほどギリギリまで無観客開催の決断を引っ張らなければ、今ほど世界中から批判を集めることもなかったでしょう。

 

 日本がわざわざ3兆円を使って得られたものは、いったい何なのでしょうか。損失はもやは取り戻せません。このままでは、ただ世界中に恥をさらしたという事実だけが残ってしまいます……」

 

 世界がいろいろな意味で注目するなか、東京五輪は23日に開幕するーー。

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