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ファンモン、名前を改め再始動!ファンキー加藤が明かす「8年前は心も体もズタボロだったけど…」

エンタメ・アイドル 投稿日:2021.10.01 06:00FLASH編集部

ファンモン、名前を改め再始動!ファンキー加藤が明かす「8年前は心も体もズタボロだったけど…」

再始動を語るファンキー加藤(左)とモン吉(右)

 

「復活、再始動、再結成、第2章、新生……いろんな言葉で言われていますが、どれも全部正解! 無理にそこにベクトルを合わせる必要はないので、どうとらえるかは皆さんに委ねます」

 

 再び心の奥に熱いものを滾らせた2人が、言葉を揃えた。大事なのは2人が……ファンキー加藤モン吉が帰ってきたことだ。ファンモン イズ バック! コロナ禍に苦しむ時代に今、熱いエールを。

 

 

ーーきっかけは、3月11日に放送された音楽特番『音楽の日』(TBS系)で実現した、ファンモン “一夜限りの復活” でしたね。

 

加藤「お話をいただいたときは、一度ピリオドを打ったものを復活させるというのにすごく抵抗感があって。2度、お断わりしたんです」

 

モン吉「僕はファンちゃんとは違って、何かきっかけがあれば、いつでもOKというスタンスだったので、すぐに『いいですよ』と、返事したような気がします(笑)」

 

加藤「背中を押してくれたのは、東日本大震災から節目となる10年だったことと、お断わりしたのに何度も誘ってくれたTBSさんの熱意。それを知っていた社長に言われたひと言……『ここまで誰かに必要とされる人生って、すごく素敵なことだと思わないか?』という言葉でしたね」

 

モン吉「最初のリハは何度やってもうまくハマらず、ファンモンってこんなんだったっけ? という感じで」

 

加藤「そう、そう。で、何度も打ち合わせとリハを重ねるうちに、あれ? なんかすげぇ気持ちいいぞ……という感じになっていって。誰一人、口にはしなかったけど、2人でやっていくのもアリかも……っていう空気感が出来上がっていったような気がします」

 

モン吉「誰かが決めるんじゃなくて、本番が終わった後の雰囲気で決めよう、みたいな感じでしたね。で、やってみたら、2人のユニゾンが、1+1は2じゃなくて、5にも6にも、10にもなる。あぁ、これがファンモンだ! と」

 

加藤「放送後いろんな方から『やっぱり、ファンモンはすごい』って言っていただいたんですけど、いちばんすげぇと思ったのは、俺らだったんじゃないかと思います(笑)」

 

ーー解散から8年。新しい物語が始まります。

 

加藤「必要以上に僕が気にしたというか、拘ったのは名前です。解散前の表記のままは嫌だと言い張って。じゃあ、俺とモンちゃんが初めに結成したときの表記『‘ 』をつけて、FUNKY MONKEY BABY’Sにしようということになったんだけど」

 

モン吉「ケミちゃん(DJケミカル)が加わったときに画数が悪いからという理由で『’ 』を取ったのを思い出して……」

 

加藤「マネージャーが『A』をギリシャ文字の『Λ』にしたらどうですかと言いだしたんです。なるほどなぁと思い、FUNKY MONKEY BΛBY’Sになったんです」

 

モン吉「『Λ』には支え合うという意味もあるらしいので、ファンモンにぴったりだと」

 

加藤「ジャケ写を千鳥の大悟さんにお願いしたのは、俺とモンちゃんが千鳥さんの大ファンだからです。趣味から観るYouTubeの動画まで、全然違う俺とモンちゃんが、唯一重なっているのがそこだったんです」

 

モン吉「なかでも『相席食堂』は、2人とも全シリーズ観ていますからね。お忙しいから難しいだろうなと思いながらもオファーしたら、快く引き受けてくださって。もう、最高に嬉しかったです」

 

加藤「MVの撮影時に、ご挨拶させていただいたんですけど……あんなにグイグイしゃべるモンちゃんを見たのは、あれが初めてでした(笑)」

 

モン吉「気持ちを伝えたいというのもあったし、『相席食堂』について聞きたいことがたくさんあったんですよ(笑)」

 

加藤「楽曲で悩んだのは方向性ですね。令和のファンモンは何を歌うべきなのか。みんなで何度も話し合って、いろんなアイデアが出るなか、一周回って辿り着いたのが、やっぱり応援ソングだ! と」

 

モン吉「一発めは、みんなが思っているファンモンを、ザ・ファンモン! をやろうと。ただ、当時のオケ、当時の声、当時のミックスでやるのはちょっと違うので、そこのさじ加減が難しかったですね」

 

ーー9月22日に大悟さんがジャケ写の『エール』をリリース。10月1日には武道館でのライブが待っています。

 

加藤「再始動するにあたって、いちばんほっとしているのはケミカルだと思います。実際、何度か2人でやってほしいって言われたし」

 

モン吉「安心して、住職への道を歩んでほしい(笑)」

 

加藤「ケミカルがいずれは住職になることが決まっていたファンモンは、約10年という活動期間を100メートル走のように全速力で走り続けていたみたいなもので。最後、東京ドームでゴールテープを切ったときは心も体もズタボロだったけど、今度はゴールがない」

 

モン吉「あるのは、8年歌っていないと、こんなに忘れるものかというほどすっかり飛んじゃっている歌詞を覚え直すことかな(笑)」

 

加藤「それは……ある(笑)」

 

モン吉「大事なのは、これまでの自分たちを超えること。その軸は変えずに、そこだけはブレずにやっていこうと思います」

 

加藤「短距離走はもう年齢的にも無理なので、ちょっとハードなマラソン選手くらいの気持ちで。ファンモンの曲を聴くと、ちょっと元気が出るなぁ、と言ってくださる人たちの力になれるような活動をしていきたいと思っています」

 

写真・中村功
取材&文・工藤晋

 

※10月1日にワンマンライブ『WE ARE FUNKY MONKEY BΛBY’S in 日本武道館-2021-』を開催

 

(週刊FLASH 2021年10月12日号)

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