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石川ひとみ「引退を決めた私を再び歌の世界に導いた『まちぶせ』」

エンタメFLASH編集部
記事投稿日:2016.09.23 20:00 最終更新日:2016.09.26 14:16

石川ひとみ「引退を決めた私を再び歌の世界に導いた『まちぶせ』」

 

「歌手として満足のいく結果が出ていなかったので、歌の世界に区切りをつけようと思っていた時期でした」
 

 16歳のとき、三木聖子が歌う『まちぶせ』を聴いて「素敵だなと思って」レコードを購入。当時、通っていた音楽スクールのレッスン曲に(選んだのではなく)選ばれたのも『まちぶせ』
だった。それから5年後、11枚めのシングル候補に、同曲が挙がった。

 

「この歌だったら(引退しても)悔いはないと思った。だから、『絶対に歌いたい!』と言いました。大人の意見に左右されたくない、という決意で。

 

 この歌を私が歌うことになるとは夢にも思ってなかったけど、頭のどこかに、体のどこかに、ずっと残っている曲だった。人との出会いがあるように、曲との出会いもあるんですね。

 

 ヒットするかどうかは、まったく気にならなかった。どんな場所で歌っても、お客さんの数が少なくても、ただ、『まちぶせ』を歌えることが嬉しかった」

 

 リリースして4カ月後にベストテン入りし、ロングセラーの大ヒットを記録した。最後に、石川さんにとって、『まちぶせ』とは?

 

「歌手として、歌い続けることができた。マイクを手から放そうとしていた私に、『もう一度歌ってよ。やめなくていいよ』と、皆さんがこの手を摑んでくださった。今も感謝の気持ちをこめて歌っています」

 

<石川ひとみ『まちぶせ』>

1981年4月21日発売
作詞・作曲:荒井由実
●売上枚数:39.7万枚(1981年)
●ザ・ベストテン初登場:1981年8月6日6位
●最高位:3位 
●連続ランクイン:9週

 

カラオケ・ワンポイント・アドバイス!>
「夕暮れの」「街角」と、音符を切るようなイメージで歌うと、私っぽくなります(笑)。サビの「胸の奥でずっと」の部分はかなり高い音なので、ちょっと苦しく歌うくらいがせつなくていいかなと思います。

 

<石川ひとみ>
1959年生まれ 56歳 愛知県出身 1978年『右向け右』で歌
手デビュー。1981年、『まちぶせ』が大ヒットし『NHK紅白歌
合戦』に出場。1979年から1982年まで人形劇『プリンプリン物語』(NHK)の主役・プリンセス・プリンプリンの声を担当。

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