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EPO「『う、ふ、ふ、ふ、』は大人になってやっとドンピシャ」

エンタメFLASH編集部
記事投稿日:2017.02.01 17:00 最終更新日:2017.02.01 17:00

EPO「『う、ふ、ふ、ふ、』は大人になってやっとドンピシャ」

 

「女性が社会進出し始めたころだったから、軽やかで健康的で、前向きな気持ちになれるような曲。そして、サビに『う、ふ、ふ、ふ、』を入れてほしいというリクエストでした」

 

 資生堂化粧品の'83年春のキャンペーンソングとして依頼を受けたEPOさん。奇抜なサビの縛りがあったため、楽曲作りは困難を極めたという。

 

「私の基本的な作り方は、最初に歌のテーマを決めて、言葉にメロディをつけていく。詞先なんです。でもこの曲は『う、ふ、ふ、ふ、』がサビと決まっていたので、そのキャッチーな部分
が浮かばないと、曲作りがスタートできない。

 

 プレッシャーを抱えたまま締切りの日が迫ってきて、ついには高熱を出して寝込んでしまって。夢の中で、『う、ふ、ふ、ふ、』のサビが流れてきたんです。あわててカセットにフレーズを吹き込みました。

 

 ふだんは15分で作りますが、この曲は1カ月ほどかかりました。今、聴いても歌詞の世界観やメロディライン、アレンジなど、パーフェクトな作品だと思います。

 

 でも、当時の私は幼くて歌の世界に追いつけなかった。昔、私の手で作った洋服なのにサイズが合ってなかった。やっと、大人になって着こなせるようになりました。今はサイズがドンピシャ(笑)。オーダーメイドのよう。ずっと歌い続けてきたからこそ、サイズ感がわかる。いつも心の中にある曲です」

 

<EPO『う、ふ、ふ、ふ、』> 

1983年2月5日発売
作詞:EPO 作曲:EPO
●売上枚数:26.3万枚('83年)
●ザ・ベストテン初登場:'83年4月14日9位
●最高位:7位 
●ランクイン:2週

 

カラオケ・ワンポイント・アドバイス!>

 曲の出だしは、ゆるやかに風が吹くように歌って、サビは元気に跳ねる。自分の心のありのままを歌いつつ、後半、宣言をするようなイメージ。大サビは、クラッピング(合いの手)をお願いすると盛り上がっていいと思います。

 

<EPO>

 1960年東京都生まれ。56歳。'80年、『DOWN TOWN』でデビュー。『土曜の夜はパラダイス』などヒット曲多数。土岐麻子に『Gift 〜あなたはマドンナ〜』を提供し大ヒット。2月10日EPO×宮川雅彦「MUSIC&DRAMA〜歌い語り」会場:晴れたら空に豆まいて(東京・代官山)にてライブを開催

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