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『ドクターX』ではマタギが「女医」に人気の超アウトレット男

ライフ・マネー 投稿日:2016.12.19 20:00FLASH編集部

『ドクターX』ではマタギが「女医」に人気の超アウトレット男

『国会議員を父に持つ医師と結婚し2年あまりで離婚した友利新』

 

 独身女医の婚活は、医学生~研修医時代にはそれなりに出会いがあっても、それを逃して30代に突入すると厳しくなる。

 

「女医の婚活」は一般的にはどんなイメージだろう。「医師同士婚」か「生涯独身」の二択か……。現実には、「非医師男性との結婚」という第三の選択肢を取る女医が増えているのだ。

 

「女医の夫が医師」の割合は、2007年68%、2009年58%(日経BP「日経メディカル」)だったが、今年出た『医学部がわかる』(朝日新聞出版)では42%まで下がっている。女医の過半数は非医師と結婚する時代なのだ。

 

 実際、タレント女医の西川史子先生は38歳で実業家の年下男性と結婚した(後に離婚)。友利新先生は医師と結婚→スピード離婚を経て、35歳で非医師男性と再婚している。

 

 私の周囲でも、20代に結婚した女医の相手は圧倒的に医師が多いが、30代後半以降の結婚では過半数が非医師なのである。

 

 30代以降の女医の婚活においては、「医師かそれに匹敵するステータスの男以外はNG」的な思い込みを持つより、「自分は経済力があるのでハイリスク男でも可」と考えるタイプのほうが最終的には幸福を摑めると思う。

 

 医師同士の結婚に反対ではないが、男性医師に固執した挙げ句、「妻子ある上司と院内不倫」のような泥沼に堕ちるぐらいなら、病院外にも目を向け「自分だけを大切にしてくれる独身男性」を広く探すべきだと思う。

 

 ネットやSNSを活用すれば、病院当直中だって婚活が可能な時代なのである。

 

 女医も30代以降になると経済的に安定してくるせいか、婚活条件から「経済的安定」が抜け、むしろ「ハイリスクだけどおもしろそうな男」を選ぶ傾向が出現する。

 

 公務員とかサラリーマンではなく、若手プロゴルファー、フリーカメラマン、クラシック指揮者、ベンチャー起業家、新人ローカル議員……のような、ハイリスク系アウトレット男を選ぶ事例が散見される(西川先生の元夫もそれ系だった?)。

 

ドクターX』の大門未知子は、あまり恋愛体質ではないらしく、同期の元カレと別れた後は、留学や仕事に没頭していたようだ。しかし今夏放送のスペシャル編ではロマンスが。その相手とは「シングルファーザーのマタギ」という、超アウトレット男だった……。

 

 結論は、「アラフォー女医とアウトレット男というカップルは多数存在し、結婚する可能性の高い組み合わせである」ということ。「オレみたいなフツーの男が女医とつき合えるわけないじゃん」と思っているあなたは古い。意外とチャンスはあるものです。

 

<筒井冨美Fumi Tsutsui>
 1966年生まれ フリーランス麻酔科医 国立医大卒業後、米国留学、医大講師を経て2007年からフリーに。医療ドラマの制作にも関わり、『ドクターX』(テレビ朝日系)取材協力、『医師たちの恋愛事情』医療アドバイザーを務める

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