夜バナ
55歳300人切りオヤジ、キャバクラで女の子を落とせるか(9)
夜バナFLASH編集部
記事投稿日:2016.08.06 20:00 最終更新日:2016.10.12 13:09
今日は、キャバ嬢のえりこちゃんと2回目の2人カラオケだ。この2回目がとても大切だ。
あ、来た。今日は5分遅れ。
「こんにちは。今日は負けないよう練習してきたから覚悟しといてね」
「いいわよ」
けっこうノリがよくなっている。前回と同じようにDAMの精密採点で勝負。ジャンケンで今回は先行になった。先行はダメだが仕方ない。
最初2回はわざと負ける。
「おかしいなー。ああ次の曲が決まらない。時間もったいないから、先に歌って」
「わかった」
これで後攻にチェンジできた。あとは思い通りにできる。とそのとき天使が降りた。えりこちゃんがなんと90点をとったのだ。
「えりこちゃん、すごい、すごい」
よし、ここが絶好のチャンスだ。このときを逃してはならない。えりこちゃんは90点で満面の笑み。そして絶対勝てると思っている。
よし、技を仕掛けよう。まずこのタイミングで時給5000円を渡す。
「ありがとう」
「えりこちゃん90点の高得点だから、お祝いを兼ねて今回だけレートを上げてあげるよ。1曲1000円だ」
「ホント?」
「ホントだよ。その代わり、次、もし僕が勝てたらチュウして」と高いトーンで言った。
「え~それはちょっと」
「じゃ胸タッチでいいよ」
「え~」
よし、「え~」のトーンがやや変わった。いけるぞ。女の「え~」には、絶対に嫌だという「え~」と、嫌だけどいいよという「え~」の2つがある。胸タッチは後者だ。もう一押し。
「10秒でいいよ」
「5秒よ」
おっ、乗ってきた。
「いいよ、じゃ5秒ね」
やった。アリの一穴だ。実は3秒でも1秒でもよかった。さぁ、今後の状況が一変するぞ。どんどん先に進められる、と気持ちが躍った。
ここで必殺93点が取れる「唱歌ふるさと」で勝負だ。曲調が短調で点が出やすい。練習を重ね、実績も積んできている。勝てる。そして計算どおり92点!
「今日初めて勝った! うれしい〜」
「うそ~」とえりこちゃんは嘆いている。
胸タッチのため対面座りから横に座り直した。これで密室で2人が隣同士に座る空気が作れた。
「じゃ罰ゲームだ」
そして左手を彼女の右肩に置き右手はお腹のあたりから服の中に入れる。
「服の上からじゃないの」
「最近のブラはパットが厚くて、服の上からだと触った感じがしないんだ。パット入ってないなら服の上からでいいけど」
「わかった」
なるほどパットが入っているんだ。
「5秒よ」
「うん」
お腹から上に手のひらを上昇させ、ブラの下をくぐって乳首に到達。
「じゃ数えるね。いーち、にー、さーん」と口で5秒を測るように声を出し、そのリズムで指を動かし揉んだ。いい柔らかさだ。
「はい5秒」と彼女は僕の右手を下に下ろした。うまくいった。これが服の上からだと、ナマで触るために何かもうひとつ仕掛けが必要になるが、今日はパットの説得にのってくれた。
服を通して触るのと、肌と肌で直に触るのとでは、親密度がまったく違う。いっきに彼女に近づいた。
ここで気をつけるのは、胸を揉むのは罰ゲームとして、「1、2、3、4、5。じゃ次の勝負だ」というように、てきぱきと機械的にやるのがコツだ。当然5秒は絶対守る。単なる罰ゲームというイメージをつけることが大切だ。
もし視線や態度でいやらしさが出たら、「やめたい」となる。ここは興奮するなと自分に言い聞かせ、他のことを考えながら揉む。辛い。でも我慢だ。
「このまま1000円勝負にする? それとも500円に戻す?」
「1000円勝負にする」
一度1000円勝負をして、負けると取り損ねた1000円にムキになる。上がったレートを下げる勇気もない。1回さわられたら2回も3回も同じ。だから多くは1000円勝負が継続できる。
ここで用意していた1000円札20枚をおもむろに机の上に出した。前回の500円玉同様、視覚に訴えるためだ。彼女はその1000円札が、もう自分のものであるかのような目で見ていた。
「さっき右を揉んだので今度は左を揉みたい」の言葉でゲームが再スタート。
「もう負けませんよ」と、えりこちゃんの声にも気合が入ってきた。
当然、次は「どうかな」と言いながら、わざと負ける。
「あ~今度は1000円とられた」と大きく残念がれば、えりこちゃんは喜ぶ。
結局この日は前回同様3勝7敗で、右、左、右と3回揉んだ。 「来週の水曜日あいてる?」 「いいよ」 来週は最難関のキスだ。(続く)