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新年こそ「教科書には載らないエロ古文」でエロを極めろ夜バナ 2017.01.02

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 古文と聞いただけで、逃げたくなる人が多いだろう。だが、実際には、我々が知っているものよりずっと面白いもの、奇妙なものがたくさんある。

 

 たとえば、古めかしい印象の『徒然草』でも、色男について「小柄で白い色」「骨が細くて髪がふさふさ」「圧迫感がない」といった条件をあげている。

 

 かつて日本文学者の林望氏は、本誌の取材にこう語っている。

 

「色恋指南をかつては文学が提供していたんです。ですから、古典から色恋を取ったら何も残りません。学校で習う古文の授業がつまらなくなってしまうのはそのせいです。本当はとても面白いものだということに気づいてほしいですね」(2008年10月14日号)。

 

 そんなわけで、興味深い「エロ古文」を本誌が厳選した! ぜひ昔の日本人の奔放な性を味わってほしい。

 

●紀貫之の昔から、女性のアソコは“アワビ”!

 

 まずは935年頃に完成した有名な『土佐日記』から。紀貫之が女の身になって日記的に書いた作品にも、少しではあるがさりげなくエロ話が盛り込まれている。

 

《13日の夜明け前。ちょっと雨が降ったが、しばらくしてやんだ。船の女たちは水浴びでもしようというので、そのあたりのよさそうなところへ下りていった。そのとき海のほうを望見(ぼうけん)して、こう歌を詠んだ。

 

「雲もみな波のように見える。せめてこのあたりに海辺の民はいないかしら。そしたら、どこまでが海でどこまでが空か聞きたいから」

 

 さて、10日を何日か過ぎているので、いいお月夜であった。船に乗った最初の日から、紅の濃いよき衣を着ないのが習わしであったが、それはどうしてかというと、そんな色のものを着ると海の神様に魅入られてしまうからだといって、みな忌み恐れるのであった。

 

 なのに今日は、みんなで「なーに、かまやしないわ。この葦(あし)の葉陰だったら見えやしないから」などと口々に言い合って、ついつい思いがけず、ホヤのようなモノやら、その奥方の貽貝の寿司のようなアレやら、もっと若いアワビっぽいナニやらを、ぱっとまくり上げて海神に見せてやる仕儀となった。》
(参考:新潮社『新潮日本古典集成』)

 

 この場面は、水浴びをしにいった貫之一行が、老若男女問わず着物の裾をまくり上げてアソコを海の神に見せながら旅路の安全を祈願するというもの。

 

 ホヤは男のタマタマ、貽貝の寿司というのは奥方のアソコ。当時の寿司は発酵させるもので強い匂いがあった。さぞその貝みたいなモノは強力な匂いがしたのだろう。アワビはもちろん、お付の女房たちなどの初々しいアソコだ。

 

 今このようなことを言ったら間違いなくセクハラだが、当時はそれほど開けっぴろげだったのだ。

 

●僧侶のエッチはどこまで許されるか?

 

 続いて、鎌倉時代の初期(13世紀初頭)には完成していたとみられる『宇治拾遺物語』から。

 

 この本は、宇治の大納言源隆国が、退屈しのぎに往来の人を呼び止めて世間話をさせたものを記録した、と序文にあるが、誰が書いたかははっきりしていない。学校の授業でも必ず出てくる説話集のひとつだが、じつは権威のある僧の失態談や、笑えるエロ話が満載だ。

 

《これも今は昔の物語。京極の源大納言雅俊という人があった。このお方が法事をおこなわれるについて、仏前に僧を呼んで鐘を打たせ、説法をさせるということになったが、その際に、一生不犯すなわち一生の間、女に触れることのない清浄無垢の僧侶を選んでこれを執行させることにした。

 

 ときに、ある僧が、祭壇の座に上って読経を始めようとしたが、どうも様子がおかしい。なにやら顔色がわるく上の空で、鐘を打つ撞木を振り回して打とうとするのだが、なかなか打つことができぬ様子だった。

 

 大納言は不審に思って見ていたが、僧はそのまま黙ってなにかに逡巡している。参会の衆が、いったいどうしたんだろうと思っていると、やがてこの僧がわなわなと震えながら、口を開いた。

 

「一生不犯と、仰せでございますが……、いや、拙僧は確かに不犯ではございますけれど……ただ、そのぉ、手淫は、かまわぬでしょうか」

 

 これを聞いてみな大笑い。一人の侍が冷やかす。

 

「それで、御坊、その手いたずらは、何歳くらいのときになされたかの」

 

 するとこの僧、しきりと首を捻りつつ、「ええ、ちょいと昨晩も一ついたしました」と正直に申したので、一座は笑いどよめいた。その騒ぎにこの僧は逃げ帰ったとのことだ。》
(参考:新潮社『宇治拾遺物語』十一 源大納言雅俊、一生不犯の鐘打たせたる事)

 

 これは、一生セックスをしない、という触れ込みで来た僧が、説法ができずにわなわなと震え、突然「セックスはしていないけれど、オナニーはしたことがあるのですが、いいでしょうか?」と訊ねるオチのある話。

 

●「名器の女とヤリたい!」は叶うのか?

 

 お次は、1254年に成立した『古今著聞集』から。

 

 伊勢神宮内の外宮で2番めに偉い伊勢出身の神官は、妻の侍女の一人が九州出身だと聞いただけで「ヤリたいなあ(ひまもがな)」と欲情する。「筑紫の女のアソコは名器」という噂をぜひ試したいと、新婚の妻が自分に気を許してきたところを見計らって申し出るのだが……。

 

 妻はこう言って逆襲する。

 

「男のものは伊勢産が一番いいと言うけれど、あなたのものは小さいし弱いし、お話にならないでしょ。筑紫産が名器なんていう話も眉唾じゃない?」

 

 現代の感覚では、妻の侍女をセックス目的で借りようとする図々しさに驚くが、貴族が実権を握っていたこの時代は強い階級社会。家付きの使用人は自分の持ち物くらいにしか考えていなかった可能性もある。妻が納得していれば貸し出されることもあったかもしれない。

 

『古今著聞集』は橘成季によってまとめられた説話集。そのまえがきには「詩歌管弦に関する優れたエピソードを集めた」とあり、芸術分野の話を体系づけ、国内の話だけを700話集めるという大事業だった。だが、ほかにもエッチなエピソードが満載なのだ。

 

 たとえば、とても美人で処女の尼さんに一目惚れした僧が、女装して下働きすること3年、ついに眠っている尼さんに襲いかかる。

 

 陰茎を突き入れたところ、尼はそれを抜きはずすと持仏堂へ走っていって鐘を何度も鳴らし、何か唱えている。どんな非難を受けるかと思っていた男に、なんと尼は自分から股をひろげて覆い被さってきた。

 

 そこで、なぜ先ほど持仏堂へ行ったのかと訊ねたところ、「こんなにいいコトをどうして自分だけ独り占めにできるでしょう、仏様にも教えてあげなくちゃと思って」と答えたというエッチな尼さんの話(五五一 ある僧一生不犯の尼に恋着し、女と偽りてその尼に仕へて思ひを遂ぐる事)なども収められている。

 

 新年だけに、一読してみるのもおすすめだ!

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