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アメリカ版『プレイボーイ』が「やっぱりヌードが命」宣言

夜バナFLASH編集部
記事投稿日:2017.03.07 20:00 最終更新日:2017.03.07 20:00

アメリカ版『プレイボーイ』が「やっぱりヌードが命」宣言

(写真:AFLO)

 

 日本では100歳以上の「百寿者」が6万人余りいるが、アメリカでは15万人ほどの「センテネリアンズ」が健在だ。これだけ見ても、アメリカ人の生命力が強いことが明らかだろう。「マック大好き」と公言するトランプ大統領など、今、70歳だが、既に2期目の大統領選への出馬を宣言するほど精力的だ。数年前には98歳の上院議員が活躍していたほど。



 そんなアメリカからびっくりニュースが飛び込んできた。何かと言えば、あの男性雑誌『プレイボーイ』誌が記者会見で、「ヌード写真復活」宣言をしたのだ。


 アメリカの『プレイボーイ』誌は1953年の創刊で、64年の歴史を誇る由緒ある出版物。創刊号を飾ったのは故ケネディ大統領と浮名を流した女優マリリン・モンローのヌード写真だったことは有名な話。


 創業社長はアメリカを代表するプレイボーイことヒュー・ヘフナー氏。今年4月で91歳を迎える。ヘフナー氏もトランプ氏も酒やたばこをやらないが、女性が大好きという共通項がある。これこそ長寿の秘訣かも。


 ヘフナー氏はバニーと蝶ネクタイをシンボルマークに使った『プレイボーイ』関連ビジネスで、一大王国を築いた天才的ビジネスマン。ブランド戦略ではトランプ氏の大先輩といえよう。シカゴには超高層ビルの「プレイボーイ・タワー」がそびえ、昨今の「トランプタワー」の先を行く存在だった。


 最盛期には600万部近い売り上げを誇っていた月刊誌『プレイボーイ』。売り物は政治、経済、文化、スポーツなど各界の有名人のインタビュー記事だ。毎号、ディープな記事内容で読者のハートを鷲づかみにしてきた。


 そして、極め付きが、プレイメイトと呼ばれる美女のヌード写真。しかし、近年はインターネット上で簡単に、そして無料でヌード写真にアクセスできるようになった影響か、発行部数も70万部にまで激減。


 そこで「もうヌードは時代遅れ」とばかり、昨年3月、同誌は「脱ヌード宣言」を行い、一切、そうした写真を掲載しなくなった。ところが、今回、創業者の父親の後を継いだ息子、クーパー・ヘフナー氏は「原点回帰宣言」を行い、この3・4月号から再び美女のヌード写真を目玉に据えることになった。


 この1年を振り返り、「ヌードをやめたのは大失敗だった。わが社のアイデンティティを取り戻す」と記者会見でコメント。90歳を超えた創業者のヘフナー氏は相変わらずプレイボーイ道を突っ走っており、60歳も年下の女性と結婚して話題を振りまいている。今でも美女に囲まれた生活ぶりで勇名を馳せているのだ。


 一方、新経営者になった息子は本年25歳で、まさに若さ全開だ。途中、娘が社長を務めた時期もあったが、やはり社名が示す通り、プレイボーイが指揮を執ることで失地回復を狙うという作戦に舵を切った。


 とはいえ、男女同権が日本とはけた違いに幅を利かせているアメリカのこと。息子の決断で表紙から「男性のための娯楽誌」という表記はなくすことになった。ヌード復活路線でどこまで読者を取り戻せるのか、大いに見ものだ。


(国際未来学者・浜田和幸)

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