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【QUIZで鍛えるビジネス算数脳】牛乳水増し事件
連載FLASH編集部
記事投稿日:2016.08.28 12:00 最終更新日:2016.08.28 12:00
問題
ある乳業会社は、勇気ある内部告発によって、工場で牛乳に水を混ぜて出荷していた事実を暴露された。
この工場で本来出荷されるべき(水の混ざっていない)牛乳は、1リットルあたり1.03kgである。
だが、工場で水増しされた1.8リットルの牛乳の重さを調べてみると、1.845kgあった。この1.8リットルの中には、どれくらいの量の水が混ぜられていたのだろうか。
ちなみに、水1リットルの重さは1000g(1kg)である。
(↓解答はずっと下にあります)
解答 0.3リットル
本来の牛乳1.8リットルは1.854kgあるはずですが、0.009kg不足しています。1リットルの牛乳を1リットルの水に差し替えると0.03kg軽くなるので、0.009/0.03=0.3リットル差し替えられたことになり、それが水増し分を意味します。
式を立てると、以下のような計算になります。
1リットルの水の重さはちょうど1kgです。xリットルの水を混ぜた1.8リットルの牛乳の重さが1.845kgなので、
x+1.03(1.8-x)=1.845
この式を解くと、x=0.3。
算数が解けても、水増しは犯罪です!