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トランプが戦争を起こす日

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トランプが戦争を起こす日
宮田律/著
アメリカの歴代大統領の大きな課題の一つに、対中東戦略が挙げられる。イスラエルの安全をどう守っていくのか、石油をどう確保していくのか、過激化するテロ集団にどう立ち向かっていくのか――。しかし、新政権から声高に聞こえてくるのは、「イスラム・フォビア(反・嫌イスラム)」的な発言だ。本書では、偏見やヘイトが世界をいかに危うい方向に導く可能性があるかに着目し、中東世界とアメリカの「危険な未来」を読む。
内容紹介
アメリカの同盟国であるイスラエルの安全をどう守っていくのか、石油をはじめとするエネルギーをどう確保していくのか、そして近年に入って過激化するテロ集団にどう立ち向かっていくのか―。トランプもまた、こうした課題に取り組まなければならない。しかし、新政権から声高に聞こえてくるのは、「イスラム・フォビア(反・嫌イスラム)」的な発現だ。イスラム世界に対する偏見やヘイトが、いかに世界を危うい方向に導く可能性があるかに着目すると同時に、これまで人類が時間をかけて築き上げてきた平和・民主主義・人権といった普編的価値の再考を促す一冊。
目次
はじめに
【第1章】トランプはどう動くか
【第2章】新政権の危険な閣僚たち
【第3章】移民問題
【第4章】イスラエル・パレスチナ和平の崩壊
【第5章】「軍産複合体」国家
【第6章】テロは拡大する
【終 章】危機を乗り越えるために
おわりに
著者紹介
宮田律(みやた おさむ)
1955年山梨県生まれ。一般社団法人・現代イスラム研究センター理事長。慶應義塾大学大学院文学研究科修士課程修了、UCLA大学院修士課程(歴史学)修了。専門はイスラム地域研究、歴史学。著書に『オリエント世界はなぜ崩壊したか――異形化する「イスラム」と忘れられた「共存」の叡智』(新潮選書)、『イスラムの人はなぜ日本を尊敬するのか』(新潮新書)、『石油・武器・麻薬――中東紛争の正体』(講談社現代新書)、『イスラムは本当に危ない世界なのか』(潮出版社)などがある。

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