『風俗嬢の見えない孤立』購入のご案内
- 内容紹介
- 夜の世界から、裏返しに昼の世界を見続けてきました。その立場だからこそ収集できたデータや会得できたものの見方があります。それを本の形にして届け、共有することで、社会全体の閉塞感を打開する切り口を一つでも増やせたらと思っています。
- 内容
- 「訪れる『40歳の壁』」「断たれるセカンドキャリア」「過熱する『貧困』報道の弊害」「誰にも知られたくないがゆえの『孤立』」「性風俗産業はセーフティネットか?」「なんともいえない『生きづらさ』」…etc. のべ5000人以上の風俗嬢と関わったからこそ見えてきた事実から、風俗業界の「現在」と風俗嬢の本当の悩み事を知り、「夜の世界」の課題とつながる、日本社会の課題を考える。
- 目次
- はじめに
第1章「風俗ヤバい」を捨てられない社会
第2章「夜の世界の俯瞰図」をつくる
第3章「困っている風俗嬢」はどこにいるのか
第4章 風俗嬢の「セカンドキャリア」
第5章「同情」するなら「ビジネス」する
第6章 風俗は「セーフティネット」なのか
第7章「孤立」の要因を取り除くために
あとがき - 著者紹介
- 角間惇一郎(かくま じゅんいちろう)
- 1983年新潟県佐渡市生まれ。一般社団法人GrowAsPeople代表理事。大学中退後、大手ゼネコンで建築士として働く。埼玉県越谷市でまちづくりのNPO活動をしていた時に出会った性風俗店オーナーの話や、「大阪二児置き去り死事件」(2010年)をきっかけに、キャスト(性風俗産業で働く人)の社会的孤立を防ぐ仕組み作りの必要性を感じ、会社を退職。2年間、性風俗店に勤めながらキャストの実態調査をする。2012年、GrowAsPeopleの一般社団法人格を取得。東京都荒川区を拠点にする。のべ5000人のキャストの相談を受ける中で、キャストのセカンドキャリア支援事業を開始。実態調査によるデータ分析や情報発信にも取り組む。