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堀江淳「『メモリーグラス』は広尾の交差点で突然降りてきた」

芸能・女子アナ 投稿日:2016.08.17 19:00FLASH編集部

堀江淳「『メモリーグラス』は広尾の交差点で突然降りてきた」

 

 デビュー前、札幌のライブハウスを中心に活動しつつ、パブでアルバイト生活をしていたという堀江さん。

 

「当時、ウイスキーブームで、女性客から『水割りをください』という注文を何千回も受けていて。この言葉が頭に残っていたんだと思います」

 

 1980年10月、デビューのために上京。自宅の南麻布から赤坂の事務所へ行く道すがら、奇跡は起きた。

 

「広尾の交差点で信号待ちをしていたら、突然、『水割りをください 涙の数だけ』という歌詞つきのメロディが空から降りてきた。

 

 すぐに仕上げてみたけど、完成度の高い曲にしたかったから何度も作り直した。『ゆらり揺らめいて~』『ねェ…キラキラと輝く~』の部分は、もともと別の曲にあったフレーズで、20歳の僕は、最終的に惜しげもなく3曲をひとつにまとめたわけです。

 

 自分でも偉いなって思う(笑)。

 

 歌詞も何度も書き直して1カ月かけて作った。レコーディングが終わったとき、『今週の第3位、メモリーグラス』っていう『ザ・ベストテン』の映像が浮かんでね。これは絶対売れると思った」

 

 北海道、九州の有線で火がつき、ロングセラーの大ヒットを記録した。

 

 では、堀江さんにとって、『メモリーグラス』とは?

 

「この曲のおかげで今も音楽を続けていられるのかもしれない。大切な宝物。当時の僕を褒めてあげたい」

 

 

《堀江淳『メモリーグラス』》

1981年4月21日発売

作詞:堀江淳 作曲:堀江淳

●売上枚数:53.5万枚(1981年)

●ザ・ベストテン初登場:1981年7月30日 10位

●最高位:7位 

●連続ランクイン:9週

 

<カラオケ・ワンポイント・アドバイス>

「僕、デビューした翌年からキーを半音下げて歌っています(笑)。この曲は、1番だけでピークの音が3回(「ダンシングドール」「キラキラ〜」「あいつなんか〜」)あるので気を抜 けない。なので、原曲キーはやめましょう」

 

<堀江淳>

 1960年北海道生まれ。55歳。1979年、CBSソニー(現・ソニー・ ミュージックエンタテインメント)の第1回SDオーディションに合格。1981年、『メモリーグラス』でデビュー。現在、デビュ ー35周年アニバーサリーツアー中。最新アルバム『四季の音色』 発売中。公式HP http://jun-horie.com/

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