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「坂上忍」生まれて初めて会った女優は長山藍子だった

芸能・女子アナFLASH編集部
記事投稿日:2016.12.03 06:00 最終更新日:2016.12.03 06:00

「坂上忍」生まれて初めて会った女優は長山藍子だった

 

 2歳8カ月で劇団に入団し、芸歴46年め。『ありがとう』『たんぽぽ』など、テレビドラマの名子役として活躍後の道のりは、けっして平坦ではなかった。

 

 歯に衣着せぬ発言で衝突することも厭わず、自分の意思を貫き通してきた坂上忍は今、49歳。

 

「いろんな意見を気にしてもブレるだけ。どこかで開き直って、叩かれたり揶揄されるのもひっくるめて仕事だと思える年齢になった」と坂上忍本人が語る。

 

 成長の陰には、偉大な先輩たちとの交流がしっかり生きている。

 

「僕らの世代は若いころ、木梨憲武さんやヒロミさんたち先輩に飲みに連れていってもらった席で、場を回すしゃべりを覚えた。それがこの年で今のような仕事をするようになり、役立ってます」

 

 坂上忍を子役時代から知る長山藍子(75)には、坂上も頭が上がらない。

 

 長山が、知られざるエピソードを教えてくれた。

 

「じつは私、しーちゃんとは赤ちゃんのときに会ってるんですよ。日本テレビで『火曜日の女』というドラマシリーズがあって、しーちゃんのお兄ちゃんが私の子供役だったのね。

 

 保護者で来てたお母様が抱いていたのが、生まれて間もないベビーのしーちゃん。かわいい赤ちゃんだったわ。

 

 だから『坂上忍が初めて会った俳優は長山さんだったの!』とお母さんはおっしゃるの」

 

 その後、2人はドラマ『たんぽぽ』(日本テレビ系)で共演。血のつながっていない母子の役で、長山が育ての親。

 

「しーちゃんは休憩時間になっても交通費と100円しか持っておらず、出前もとれないで外で待ってたら、私が声かけたんですって。ラーメンと餃子を私が分けてあげたって、しーちゃんは言うのだけど、まったく覚えてないのよね。

 

 覚えてるのは、あのころのしーちゃんが本当にかわいくて芝居が上手だったこと。今はすっかりおじさんだけど、澄んだ瞳とときどき見せるあの笑顔は、私にとっては昔とちっとも変わっていない『愛しいしーちゃん』です」

(週刊FLASH 2016年11月8日号)

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