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足立区から大ブレイク「ANZEN漫才」は1歳からずっと一緒

芸能・女子アナ 投稿日:2017.03.08 17:00FLASH編集部

足立区から大ブレイク「ANZEN漫才」は1歳からずっと一緒

《みやぞん(左)とあらぽん》

『イッテQ!』の人気コーナー「世界の果てまでイッタっきり」で、お茶の間を爆笑の渦に巻き込む「超天然」芸人・みやぞんと、相方・あらぽん――ANZEN漫才の2人は1歳のときから同じ保育園。小中学校も一緒だ。まさに竹馬の友――。2人の原点は?

 

あらぽん(以下あ)「つい最近、保育園でお世話になった原田先生から、ANZEN漫才宛の手紙が事務所に届いたんです。『私の担任した祐君と大耕君がテレビで活躍しているのを見て、
とても嬉しかったです』って」

 

みやぞん(以下み)「すごく明るい女の先生で、ボクたちもよく覚えているんですが、『2人は保育園のときから、個性的で面白い子だったので、今でもすごく印象に残ってるんですよ』と書いてあって、ジーンとしました」

 

 小学校に入ると、荒川が流れ、畑も多かった足立区の大地で、基地を作り、冒険遊びに駆けずり回った。

 

「犬がウンチした直後に浣腸する、なんてエピソードが満載の『4年1組起立!』っていうマンガにインスパイアされたボクたちは、誰がいちばん勇気があるかを競う『勇気アリー』って遊びを生み出してやってましたね」

 

「度胸試しというか、荒川で泳いだり、高い木から飛び降りたり、急な土手を段ボールですべったりね」

 

「でも、だいたい『ごめん、みやぞん、先に行ってくんね?』って頼むと、初めての沼で深さがわからなくても、最初に飛び込んでくれる。それで安全を確認してからボクらが(笑)」

 

「天然」ぶりが脚光を浴びているみやぞんだが、「イッタっきり」で見せる身体能力、運動神経、ギターを独学でマスターしてしまった絶対音感は、子供のころから「天才」的だった。

 

 中学の部活で始めたテニスで足立区2位。キックボクシングをやっているのを不良連中に知られ、喧嘩の経験ゼロなのに裏番長に祭り上げられ、高校の野球部ではエースで4番。球速
130km超&キレのある変化球で専門誌にも注目され、大学からのスカウトもあったのだが、上下関係がイヤで棒に振った。

 

 あらぽんも大学受験をやめて、高校卒業の3カ月後には、2人でライブハウスの舞台に立っていた。バンドの前説、チューニング中の場つなぎだが、オリジナル30分の漫才ネタ(!)。それを5年も続けた。お笑いの養成所は受講料が高いので眼中になかった。

 

 セオリー無視の実践修業で技と度胸を磨き、コント、ものまね、歌ネタと芸の幅を広げていった。

 

「予定調和は好きじゃないですね。オーディションの堅苦しい感じとか、お笑いライブのエンディングのわざとらしい感じもイヤなので、ボクはいつも『ごめん、みやぞん、この雰囲気ぶっ壊してくんね?』って頼むんです。すると、みやぞんはどんな場所でも誰が相手でも突っ込んでくれる……って、小学生のときの『勇気アリー』と同じことやってますね、ボクたち(笑)」

 

「今も昔もボクは明るく楽しく生きることしか考えていません。5年後、10年後、足立区も日本も今よりきっと幸せになってると信じているんです」

 

 どんなに過酷なロケも、みやぞんが臨むと悲壮さがない。彼の最大の「天才」は、みんなを腹の底から笑顔にできることなのだろう。


(週刊FLASH 2017年2月21日号)

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