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ASKA手記で露呈した「盗聴盗撮集団」との噴飯なる戦い

芸能 投稿日:2016.01.20 06:00FLASH編集部

ASKA手記で露呈した「盗聴盗撮集団」との噴飯なる戦い

《みなさん、お久しぶりです。ASKAです。》(以下、《》は手記からの引用。括弧内は編集部注)

 

こんな書き出しで始まる手記がネット上にアップされたのは1月9日のことだ。現在は削除されている。手記はおよそ9万5000字、20章構成の大作で、本のような体裁だ。

 

2014年5月に覚せい剤取締法違反で逮捕され、現在は執行猶予中の身であるASKA。手記の中で自らの薬物歴を赤裸々に語っている。初めてパイプで“冷たいの(覚醒剤の俗称)”を吸ったときの感想はこうだ。

 

《冷たいのを吸ってみた。すると、ゾクっとして髪の毛が逆立つのが分かった。》

 

手記によると、初めて違法薬物に手を染めたのは、1996年にロンドンでMDMAを使用したとき。覚醒剤を使用するようになったのは2010年からだという。

 

だが、本誌は2008年から3年間にわたりASKAに薬物を売っていた暴力団関係者の証言を得て、2013年8月に記事にしている。これについてASKAは手記で次のように否定する。

 

《私に覚せい剤を3年間売ったヤクザの売人の告白だという。全くの事実無根で、あれこそ多大な金額で訴えても良かった(後略)》

 

本誌に証言した暴力団関係者は憤る。

 

「俺からASKAがクスリを買っていたのは間違いない。俺がクスリの客の連絡先が登録されている“売り”専用の携帯電話を知り合いから譲り受けたのは2008年7月のこと。その携帯に連絡があってクスリを売った。俺が売るより前からやっていたはずだ」

 

薬物歴の告白よりも読者を驚愕させたのは「盗聴盗撮集団」との“戦い”だ。

 

《電子レンジから漏れるマイクロ波、デジタルテレビ、エアコンセンサー・・。盗聴手段は至る所に転がっている。》

 

ASKAはある集団から2008年から2014年まで6年間にわたり監視をされていたという。またASKAとの交際が噂され、2008年に死去した飯島愛も盗聴の被害に遭っていたと記されている。2007年夏に次のような会話があったそうだ。

 

《「どうしよう。私盗聴されてる」

「どうした?」

「私の行動、発言全部筒抜けになってる」》

 

ASKAは夜を徹して「盗聴盗撮集団」の動きを見張るために、長時間起きていられる覚醒剤に手を出した。

 

《「決定的な証拠を手に入れてみせる」。

この境地に陥ってしまったことが、今回の事件を招いた。クスリに頼ったのだ。》

 

だが、こうした「盗聴盗撮」への恐怖は、覚醒剤患者によくある妄想であると精神科医の日向野春総氏は語る。

 

「“誰かに見られている”というような『追跡妄想』は覚醒剤使用者に特有のものです。本人は覚醒剤使用前から集団ストーカーに遭っていたと主張していますが、覚醒剤による記憶障害で出来事の順序が逆転している可能性があります」

 

嘘と妄想で固められた噴飯手記。手記には《盗聴と盗撮が一切無くなりましたので『あれ(覚醒剤)が必要だ』という気持ちも失せています》とあった。

 

だが手記が削除された直後、ASKAと名乗る人物が別のブログを開設している。そこでは《メディアからは『事務所や家族が(手記を)削除をした』と、書かれた》が、それは違うとしたうえで、「盗聴盗撮犯」の関与が示唆されている。

 

ブログの主がASKA本人だとしたら、まだ妄想は消えていないようだ。ASKAの前所属事務所に問い合わせたが「ブログについてはなんとも言いようがない」という。ASKAの歌声を再び聴ける日はまだまだ遠そうだ。

 

(週刊FLASH 2016年2月2日号)

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