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世良公則「『燃えろいい女』は広告を学んだ僕の集大成だった」

芸能FLASH編集部
記事投稿日:2016.07.10 16:00 最終更新日:2016.07.12 23:03

世良公則「『燃えろいい女』は広告を学んだ僕の集大成だった」

  日本でロックをメジャーにしたツイスト。『ザ・ベストテン』登場アーティスト「運命の一曲」新連載の初回を飾るのはCMでもお馴染みの名曲誕生の瞬間!

 

「資生堂さんのCMソングを担当することになり、会議に出席させてもらった。映像では、モデルの小野みゆきさんが赤い衣装を着て、アクティブなイメージだったので、『燃えろいい女』というキャッチコピーを考えて、その場でサビのフレーズを作って歌ったんです」

 

 と、世良公則が語る。

 1979年、ツイスト初のCMタイアップとして生まれた曲。それまでの曲と作り方に違いはあったのか?

 

「僕は曲作りで難産ということはない。(10週連続1位を獲得した)『銃爪(ひきがね)』は、飛行機の中で、5分くらいで全体の流れを作って、タラップを降りるときには出来ていた。『燃えろ~』はサビが決まっていたから、あとは家に帰ってギターを弾きながら全体をまとめた。キャッチーな言葉から膨らませることもあれば、頭のAメロから作ることもある。大切なのはひらめき」

 

 では、世良さんにとって『燃えろいい女』とは?

 

「ひとつの時代の転換を感じた曲。音楽が人の生活に入っていくのを感じた。CMはクリエイターのアイデアが詰まった総合芸術。その中に枠を超えてロックバンドが参加させてもらった。大阪芸大時代に広告を専攻していたので、僕なりの集大成ともいえる。『優』をもらえる作品になったかな(笑)」

 

 今も色褪せない最強の夏ソングは、世良公則の熱いソウルと“ロックと広告”の枠を超えた融合から生まれた。

 

<カラオケ・ワンポイント・アドバイス!>

 なるべく声を張り上げていただいて、歌ったあとはしっかり喉を冷やしましょう。バンドで演奏するなら、エンディングのあとに「燃えろ」って歌いだすと、エンドレスでできます。これ、癖になりますよ(笑)。

 

<ツイスト『燃えろいい女』>

1979年4月5日発売

作詞:世良公則 作曲:世良公則

●売上枚数:41.0万枚(1979年)

●ザ・ベストテン最高位:1位

●ザ・ベストテン連続ランクイン記録:14週(1979年4月19日〜)

●タイアップ:資生堂1979年夏のキャンペーンソング(モデル・小野みゆき)

 

<世良公則>

 1955年広島県生まれ。60歳。1977年『あんたのバラード』で デビュー。『宿無し』『銃爪』などヒット曲を連発。最新アルバム『Premium BEST Songs&Live ~いつものうた~』は、初のオフィシャルベストアルバム。『宿無し』は、テレビ東京のドラマ『ヤッさん~築地発!おいしい事件簿~』(7/22 ~)の主題歌に

 

(週刊FLASH 2016年7月19日号)

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