社会・政治
「小池百合子」が元テレ朝の女子アナ「龍円愛梨」を一本釣り
社会・政治FLASH編集部
記事投稿日:2017.01.18 17:00 最終更新日:2019.11.07 12:07
「マグロはどこを見るんですか? 尻尾? これ、お値段はどれぐらい?」
自前の長靴を履き、マグロの「目利き」について質問を浴びせた、小池百合子東京都知事(64)。1月12日早朝の築地市場は歓迎ムードに包まれ、視察を要請した築地市場協会の伊藤裕康会長は、小池氏をこう持ち上げた。
「我々は東京都と共同体であると思っております。大家と店子の関係。小池知事は我々がどう感じて、何を必要としているかわかっていらっしゃる」
これまで、都を激しく非難していた「築地のドン」を味方につけた小池氏。次に臨むのは、「都議会のドン」こと内田茂都議(77)とのガチンコ勝負だ。
「過半数を目指すのは当たり前。私と方向性がいっしょの人を確保することが、都政の安定につながります」
小池氏は、築地市場視察後の講演で、自身が候補者を擁立する今夏都議選の勝敗ラインについて言及した。元都議が解説する。
「小池氏が掲げる40名の候補が全員、当選するのは現実的には難しい。だが知事としては、議会で多数派さえ形成できればいい。非内田派の自民党都議、公明党、民進党などを合わせ70議席確保できれば、任期中の都政は安泰だ。『小池新党』が11~13議席確保するだけで、容易に実現するだろう」
内田氏への刺客の目玉として名前が挙がっているのが、元テレビ朝日アナウンサーの龍円愛梨氏(39)だ。
「小池氏と同じテレビ業界出身で、丸川珠代・五輪担当相の後輩。女性の活躍を訴える小池氏の思惑とも一致する」(都政担当記者)
龍円氏は1999年から7年間、アナウンサーを務め、2011年に退社し渡米。2013年5月、事実婚状態だった男性との間に息子を授かったが、現在はシングルマザーだ。2016年には長男がダウン症であることを公表。ダウン症の子供を支援する団体の立ち上げに奔走するなど、精力的に活動している。
1月7日、都議選候補を絞り込む試験に、龍円氏も参加していた。試験終了後の彼女を直撃すると……。
「私がやりたいのは、障がいのある子供のための教育や、シングルマザーの子育てを助ける制度を作ることです。都の条例など、政策面で自分の意見を伝えていきたいのです。都議選? 声もかかっていないですよ。小池さんのブレーンには入りたいですけどね」
合格発表は1月20日。龍円氏の「一本釣り」で、ドン一派を駆逐する。
(週刊FLASH 2017年1月31日号)