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ホリエモン 飲酒が制限される場合も…仮釈放中の窮屈

社会・政治 投稿日:2013.04.03 07:00FLASH編集部

「5、4、3、2、1、発射!あれ?……発射しませんよ……」

 

 無線から発せられる言葉は戸惑いを隠せない。3月29日早朝7時35分、北海道大樹町にあるロケット打ち上げ実験場には、27日に仮釈放されたばかりのホリエモンこと堀江貴文氏(40)の姿があった。

 

 この日は彼が所有するロケットの発射実験の日。長さ4.17メートル、総重量98.5キロ、「ひなまつり」と命名されたロケットは、カウントダウン後ピクリともしないばかりか、爆発し発射台まで炎上。実験は完全な失敗で、仮釈放を祝う号砲とはならなかった。実験前には、満面の笑みを浮かべ大事そうにロケットを運び出していたホリエモンだっただけに、さぞ残念だったに違いない。

 

 仮釈放された直後から派手な行動に出たホリエモンだが、11月の刑期満了まではさまざまな制限を受けることになる。弁護士の大貫憲介氏は次のように語る。

 

「まず刑期が満了しないと選挙権、被選挙権がありません。また、保護観察官か保護司の指導監督のもとで生活を送ることになり、転居や7日以上の旅行は許可が必要。

 

 また、特別遵守事項がある場合は、犯罪性のある者との交際や、いかがわしい場所への出入り、遊興による浪費や過度の飲酒、飲み歩きや風俗などへ行くこともできません。これらを順守しなければ仮釈放が取り消されます」

 

 27日の出所日の会見では「二度と皆さまにご迷惑をおかけすることがないように、気を引き締めて」と殊勝なことを言っていたホリエモン。まさに傲岸不遜、そんな往年の姿を見てきた我々としては、なんとも違和感がある姿だった。刑務所で毒気が抜けたのか、それとも仮釈放中だけの偽りの姿なのか?またこの男から目を離せない日々が戻ってきた。

 

(週刊FLASH 2013年4月16日号)

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