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なんと20人に1人が「スッチー」になる驚きの学習院女子大

社会・政治 投稿日:2017.02.04 17:00FLASH編集部

なんと20人に1人が「スッチー」になる驚きの学習院女子大

『写真:AFLO』

 

 雇用形態が契約社員に変わったり、年収も抑え気味だったりと、以前に比べるとやや魅力は減ったが、現在でもなおCA(キャビンアテンダント=客室乗務員)は、志望者が多い憧れの職業のひとつ。

 

 子どものころからCAになることを夢見て、大学選びを行っている人も少なくない。

 

『大学ランキング2017年版』(AERAムック)によると、2011年から2015年までに、CAとして国内外の航空会社に採用された人数が圧倒的に多いのは関西外語大学の232名で、2位に193名の青山学院大学が続く。

 

 1位の関西外語大学は多くの卒業生を航空業界へ送り込むために、さまざまな工夫を凝らしていた。一般的な授業とは別に航空会社のCAやGS(空港地上職)を目指す学生のためのキャリア講座や航空ガイダンスを開講し、就職対策に抜かりない。

 

 また、そうした講座は、空港のチェックインカウンターや航空機の客室、ホテルのカウンターを模した教室で行われるという徹底ぶり。この設備はオープンキャンパス時にも公開されているので、将来のCAを目指す高校生が、毎年大勢集まるという。

 

 こうした大掛かりな設備がなくても、多くの卒業生を航空会社に送り込んでいる影の実力者が学習院女子大学だ。先の大学ランキング2017年版では51名と、人数こそ関西外語大学の4分の1以下だが、学習院女子大学の学生数は関西外語大学の12%ほどで、そもそもの人数が大幅に違う。

 

 実際、少数精鋭派の学習院女子大学は、CAの実就職率が高い大学ランクで全国1位(2015年度)を記録している。実就職率とは「就職者数÷(卒業者数-大学院進学者数)×100」で算出されていて、実際の就職率に近いと言われている。

 

 学習院女子大学の場合、CAの実就職率が4.5%と全国の大学の中でもっとも高い数字を誇っている。つまり約20人に1人がCAになっている計算だ。

 

 学習院女子大学には関西外語大学のような大掛かりな施設はないが、OGによるアドバイスや面接対策セミナーの実施、それ以外にも写真撮影・メークアドバイス講座など女子大ならではのきめ細やかな指導を行い、難易度の高い航空会社への就職を手助けしている。

 

 実就職率のランキングでは2位が聖心女子大学、3位がフェリス女学院大学、4位が東洋英和女学院大学と女子大が続く。近年、存在価値を問われがちな女子大だが、少人数制で目の行き届いた指導で、未来のCAを生み出すことが人気の秘訣になっていたのだ。

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