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安倍首相が番記者に「国有地売却なんて首相案件じゃない」発言

社会・政治 投稿日:2017.03.07 12:00FLASH編集部

安倍首相が番記者に「国有地売却なんて首相案件じゃない」発言

 

 2月27日、衆議院本会議で2017年度予算が可決された。この日も、学校法人・森友学園への国有地払下げ問題が国会で紛糾したのだが、夜、安倍首相(62)は、意外な場所にいた。

 

 東京・赤坂の中華料理店「赤坂飯店」で、報道各社のキャップとオフレコ懇談していたのだ。本誌は、そこで語られた内容を一部入手。森友学園問題について、総理は問題がないと発言していたという。

 

「森友の土地はもともと沼地で、ゴミ捨て場になっていたそうだ。掘れば何が出てくるかわからない土地。公益性の高い施設を作るには、ゴミを撤去しないわけにはいかない。森友学園の周辺にも国有地があり、豊中市に公園として払い下げられている。当初の評価では14億円だったが、撤去費用は10億円ほど国が負担し、実際に豊中市は2000万で国から買っている。財務省からは特別な問題はないと説明を受けている」

 

 民進党が執拗に追及することに、不服そうな言葉もこぼした。

 

「2012年、民主党政権のときだが、森友学園の教諭は文科大臣賞を受けているそうじゃないか。質問で出てきたら言おうと思っていたけど、民進党も自分で気づいているのか、今日は国会で聞かれなかった」

 

 運営する塚本幼稚園で、安倍首相を礼賛する教育をおこなっていた籠池泰典理事長についてもこう話した。

 

「籠池氏に会ったことは、はっきり覚えていない。『なんか、しつこい人だなー』という程度には覚えているけど。ひょっとしたら、民進党でもしつこく言い寄られて、籠池と付き合っている議員がいるのではないか」

 

 この日の国会では、安倍首相が2015年に大阪でテレビ出演したとき、首相と籠池氏が会ったどうかが焦点になっていた。首相は「会っていない」の一点張り。

 

「2015年9月に私が大阪に行ったときのことが、本件とからんで問題になっている。まったく無関係なのは首相動静を見ればわかる。大阪にいる間、番記者がずっと同行していたわけだし、森友学園の関係者と会う時間なんてない。国有地売却の話なんて、首相が関わる案件じゃないよ」

 

 メディア関係者とのオフレコ懇談は、午後7時から始まり、午後9時半過ぎに終了した。およそ2時間、安倍首相はマスコミ関係者に不満をぶちまけ、家に戻っていった。

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