社会・政治
記事削除に加え逮捕者も…朴大統領の最大のタブー「隠し子騒動」
社会・政治FLASH編集部
記事投稿日:2015.03.12 17:00 最終更新日:2016.03.04 00:03
朴槿恵大統領の就任からちょうど2年たった2月25日、ソウルで朴大統領を批判するビラが大量にばらまかれた。
「朴槿恵に対する国民の不満はかなり大きい。韓国では放送局のトップを任命するのは大統領ですし、新聞も筆頭株主が政府だったりするので、自由な言論が少ない。とくに最近は規制が強く、いまではネットも政権に不都合なことを書くとすぐに消されてしまう」(韓国人ジャーナリスト)
記事が消されるだけでなく、逮捕されることも多い。たとえば1月末には、「朴槿恵に隠し子がいる」と書いたネットニュースの編集長が罰金刑を受けている。アジアの諜報活動に詳しい軍事評論家の古是三春氏は次のように話す。
「隠し子の噂はもう25年ほど前から囁かれています。朴槿恵が『韓国のラスプーチン』と呼ばれた崔太敏牧師のとりこになっているという話は、当時、東亜日報など一流紙も報じました」
この件は3年前に急展開する。
「’12年、朴槿恵の親族の金鍾泌氏が『崔太敏との子供がいる彼女が政治をするなんてありえない』と発言したことで、韓国では周知の事実だと思われています。ですが、朴槿恵にとってこの話は最大のタブーのようで、徹底的に隠蔽工作しています」(前出・ジャーナリスト)
じつは、セウォル号事故のとき、朴大統領が7時間も密会していたと噂された相手が、崔太敏氏の娘婿の鄭允会氏だ。この話を書いた産経新聞の加藤達也前ソウル支局長が名誉毀損で訴えられたのも、朴槿恵の「虎の尾」を踏んだからなのだ。
(週刊FLASH 2015年3月24日号)