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【リオ五輪/陸上女子】福島千里「ロケットスタート」で運転も無心の走り

スポーツFLASH編集部
記事投稿日:2016.08.03 13:00 最終更新日:2016.08.03 13:00

【リオ五輪/陸上女子】福島千里「ロケットスタート」で運転も無心の走り

 

6月の日本選手権で100m、200mの2冠を達成し、見事に両種目でリオ五輪出場を決めた福島千里(28、北海道ハイテクAC)。 200mでは、22秒88と自身の記録を6年ぶりに100分の1秒更新。五輪での活躍にも期待がかかる。

 

 好調の理由を探るべく写写丸は五輪内定後の先週、福島の所属チームの本拠地がある北海道恵庭市へ飛んだ。現在、福島は恵庭市内の賃貸マンションで一人暮らし中だ。

 

「野菜などの食材をよく買いに来ていますよ。自炊してい るようですね」(近所のスーパー店員)

 

 練習後の夕方、高級外車のSUVを運転していったん帰宅した福島が、再び車に乗り込む際に手にしていたのは、なんと毛蟹だった。しかもなにやら急いでいる様子なのだ。毛蟹を持っ てどこに行くのか……。

 

 日本選手権と同様にロケットスタートに成功したSUVの“千里号”は、写写丸のレンタカーをみるみる引き離していく。スタート後の加速も本業の走りと同様だ。

 

 その走りはじつに颯爽として華麗なもの。“千里号”の前をゆっくり走る軽自動車が、日本最速の女王に思わず道を空けるワンシーンもあり、ドライブ上手という彼女の意外な一面を垣間見たのだった。

 

 彼女が向かった先は、恵庭市内の知人宅。夕暮れどきに家を訪れ、出てきたのは日もすっかり沈んだころだった。手土産の毛蟹で、五輪出場のお祝いでも開いていたのだろうか。

 

 別の知人によれば、毛蟹は好物のひとつだとのこと。さらに「車の運転は超安全運転ですよ。むちゃくちゃ遅いです。法定速度を守っているので」(同・知人)という。この晩は、きっと特別な理由があったに違いない。

 

 福島をサポートする札幌月寒中央整骨院の福光悠介院長( 29)は、五輪の秘策についてこう語る。

 

「誰にも真似できない愛されるキャラクターですが、じつは責任感が強く、いろいろと考えすぎる部分もある。何も考えず『アッと言う間に走りましたー』なんてコメントが出るような走りができれば、新記録もいけると思います」

 

 なるほど、“無心の走り”こそ勝利への最短距離とは、いかにも彼女らしい。

 

(週刊FLASH 2016年7月19日号)

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