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男子バレー「中垣内祐一」監督決定直後の交通事故で暗転

スポーツ 投稿日:2016.11.12 12:00FLASH編集部

男子バレー「中垣内祐一」監督決定直後の交通事故で暗転

写真:築田純/アフロ

 

「好事魔多し」、まさにその言葉がぴったりの事件だった。

 

来春からバレーボール男子日本代表監督に就任する中垣内祐一氏が11月9日午後3時40分ごろ、広島県庄原市の中国自動車道で、工事規制中の警備員の男性をはねて重傷を負わせる事故を起こした。

 

 中垣内祐一といえば、1990年代を代表する男子バレーボールのエースアタッカーとして知られ、1992年のバルセロナ五輪などさまざまな国際大会などでスーパーエース「ガイチ」として大活躍した。

 

 端整なルックスで、女性ファンを中心に現役時代はアイドル並みの人気を博した。

 

 現役引退後は、堺ブレイザーズの監督に就任。直後の2005-2006年シーズンはVリーグで優勝を果たし、2011年には全日本男子代表コーチに就任した。

 

 しかし、2012年7月、FLASHが中垣内氏と13歳年下のA子さん(35)の不倫を報じ、責任を取ってコーチを辞任した。

 

「子供もいますし、人の道に外れた軽率なことをしたのは事実です。そういったことが許される立場じゃないですから…。僕はこれで仕事も失いますし、監督としての芽もなくなるわけです。いろんな人に迷惑がかかるのが申し訳ないです…」

 

 と当時、本誌のインタビューに答え、深く反省の色を見せていた。このことがきっかけで、一時は表舞台から姿を消した。その後、新日鉄住金の社員として営業職に励んでいたという。

 

 それから数年を経て、ついに今年、堺ブレイザーズ部長としてバレーボール界に復帰。先に噂となった女性とは再婚し、しっかりと家庭を築いた上での再出発だった。

 

 ところが、バレーボール男子日本代表の次期監督となることが決まって2週間余りの事故だ。

 

 11日に開かれた会見では、「日本代表チームの監督に内定している指導者として、極めてあるまじき事故であったと、深く猛省しているところです」としながら、事故の詳細を語ることはなかった。

 

 比較的深刻な人身事故だけに、行政処分を受けることは必至。監督就任も先行きは見えない。

 

 現役時代はスーパープレーと輝くばかりの笑顔で周囲を魅了し続けてきた中垣内氏だが、しばらくは「ガイチ」の笑顔を見られそうにない――。

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