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箱根駅伝「青学大」3連覇でも東京五輪代表には誰もなれない?スポーツ 2017.01.05

『青学大・原晋監督』

『青学大・原晋監督』

 

 第93回箱根駅伝は大方の予想どおり、3区に現われた「湘南の神」秋山雄飛(4年)の快走からはトップを譲らず、青山学院大が3連覇を果たした。

 

 日本の長距離界を牽引しているようにも思える青学大・原晋監督(49)だが、強力な選手層を生み出した指導法に対しては「30km走などのロングランを練習の中心にして、箱根駅伝に特化しすぎ」(陸上担当記者)という声も聞こえてくる。

 

 今回、4区を走った森田歩希(2年)の1万mの記録は29分58秒台と平凡。ところが20.9kmの箱根では区間2位の快走を見せた。これこそ箱根駅伝に特化した練習の結果といえる。

 

 昨年9月におこなわれた日本インカレのトラック1万mでも、早大をはじめとする各大学のエース級が切磋琢磨したなかで、青学大からの出場者はゼロ。箱根駅伝エントリーの申告では、圧倒的な1万m平均タイムを擁しているにもかかわらずだ。いかにトラックレースを軽視しているかがわかる。

 

 専門誌記者も「箱根駅伝や20km以上のロングランばかり意識させていることは、いいことではない」と警鐘を鳴らしている。

 

「大学生のレースだけに、多くの選手の年齢は18歳から22歳までとなる。ただ、この年齢時にレース、箱根仕様の練習で20km以上走ることを数多くこなすと、肉体に相当な負荷をかける。

 

 しかも、箱根で好走を見せると、下田裕太(3年)や一色のように、すぐにマラソンに挑戦するのも悪例。この年代ではトラックの1万mを多く取り入れ、スピード強化に努めるべきだ。マラソン転向は20代後半からでいい」

 

 それは過去の実力者たちの足跡も証明している。かつて5000m、1万m、ハーフ、フルマラソンと、すべての距離で世界記録を樹立したハイレ・ゲブレシラシエ(エチオピア)だったが、初マラソンは29歳のとき。

 

 日本最高記録保持者の高岡寿成も31歳。現世界最高記録保持者のデニス・キメット(ケニア)も28歳と、マラソン転向は三十路近くになってから。それまでは1万mで、スピード強化に努めていた。

 

 リオ五輪マラソン代表選考の際は「東京五輪への将来性を重視していない」と日本陸連に噛みついた原監督だったが、自身の指導理念が日本マラソンをさらに失速させる要因になりかねない。

 

 戦後の五輪男子マラソンでメダル獲得者は3人。そのすべてが箱根駅伝を経験しておらず、若いころは1万mで強化していたことを名将は心に留めておくべきだ。

(週刊FLASH 2017年1月17日、24日号)

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