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イ・ボミ「亡き父との約束」を思い出し、母にすがって泣いた

スポーツ 投稿日:2016.07.05 06:00FLASH編集部

イ・ボミ「亡き父との約束」を思い出し、母にすがって泣いた

 イ・ボミ(27)が強すぎる。
 今季、開幕第2戦から11週連続5位以内の新記録を打ち立て、賞金ランキングはすでに9391万円を獲得してトップ(7月5日現在)。

 

 賞金女王に輝いた昨年に比べても、抜群の安定感を誇る。アース・モンダミンカップ(6月23日〜26日)で、今季2勝めを挙げたボミは、優勝スピーチでポロポロと涙をこぼした。

 

「最初は日本語でスピーチしていましたが、お母さんとコーチへの感謝の気持ちを話しだすと韓国語になり、抑えていた思いが溢れて、泣いてしまった」と話すのは、ファンクラブ前会長の安部陸(たかし)氏。

 

 母親は、ボミの試合には必ず同行する。また、ツアー中は自前の炊飯器を持ち歩き、試合の週には、スーパーで食材を買い込み、ホテルの部屋で自炊もしているという。

 

「ツアー中、お母さんはボミプロが起床する2時間前に起きて、娘が試合中に食べる、エビ、鮭、プルコギなどが入った特製おにぎりを作って、会場に持ち込みます」(同前)
 

 10試合連続5位以内に入っても、3カ月以上勝てない。ボミの苦しみは、想像以上だったようだ。

 

「5月末の試合(『リゾートトラストレディス』。強風により最終日が中止)では、強い雨風のなか、ボミプロは、木曜日のプロアマ後も遅くまで会場に残ってショットの練習をしていたそうです。それでもスイングがしっくりこなくて、ホテルに戻った後、お母さんに泣きついたそうです」(同前)

 

 これだけ好調な成績を残しているボミが、人知れず悔し涙に暮れていたとは…。彼女を支える“チーム・ボミ”への思いも強かった。

 

「二連覇を狙った試合やメジャーの試合は、チーム・ボミでミーティングを重ね、同じコースの昨年のヤーデージブックを見ながら、細かい戦略を練っているそうです。やっと結果が出た今回の優勝は、本当に喜んでいました」(同前)

 

 そして勝負は、8日(日本時間)に開幕する全米女子オープン。優勝すれば、リオ五輪出場の可能性が広がる。かつてボミは、亡き父親と「リオ五輪に出場できたら、一緒に南米旅行に行こう」と約束をしていた。父親はそのとき、サンバを踊って喜んだという。

 

 この父との約束が、リオへの気持ちを奮い立たせている。ボミは時差ボケがひどいため、7月1日にいちばん下の妹のジェニさんとアメリカに入り、調整をおこなっている。全米オープン優勝で、リオ五輪逆転出場へ。最終日に、ボミの嬉し涙が頬を伝う『奇跡』は起きるか!?

 

(週刊FLASH 2016年7月19日号)

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