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乃木坂46齋藤飛鳥、梅澤美波、山下美月「共演して初めて知ったギャップを語る」
AKB・坂道FLASH編集部
記事投稿日:2020.10.08 21:00 最終更新日:2020.10.08 21:00
公開中の映画『映像研には手を出すな!』で共演している乃木坂46齋藤飛鳥、梅澤美波、山下美月。「現場が一緒になることがたくさんあったわけではなかった」(齋藤飛鳥)という3人が共演することで見えた互いの意外な一面を語る。
齋藤飛鳥
公開中の映画『映像研には手を出すな!』で主役の浅草みどりを演じた齋藤飛鳥。1期生である彼女と、3期生の梅澤美波と山下美月。3人の関係性は、撮影前といまでは、違うものになったという。
「梅澤はしっかり者っていうイメージをまわりがつけていて、3期生のなかではMCをやっているので、そういうタイプなのかなって思っていたんです。もちろん真面目なんですけど、けっこうトンチンカンなことを言っていたり、おバカっぽいところもあったり。すごくおもしろいなって思いました。
山下は、完璧なアイドル像が自分の中にあるんだろうな、だから完璧なところ以外、見せたくないのかなと思っていて。でも、意外とどんくさかったりボケボケしていたり。それをこっちがいじっても嫌がらないんです。いまは向こうからもいじってくれたりとか、そういうふうになれました。
ほかのメンバーとだったら、いまの形になっていなかったと思うし、2人だったから私もすごくやりやすかった。3人だからというのは、大きかったと思います」
山下美月
山下美月が演じたのは、カリスマ読者モデルの水崎ツバメ。ファッション誌の専属モデルでもある山下にとって、理解しやすいと思えるが、「だからこそ、リアルな“読者モデル感”をどう出せばいいのか」を考え抜いた。加えて現場では、齋藤、梅澤との“空気”を大切にしたと語る。
「3人ともに共通するのは、けっこう人見知りなところですね。撮影に入るまではとくに内向的で、楽屋では静かな人たちだなって。でも、意外と2人ともすごいはっちゃけている部分があって、こんなにテンションが上がるんだみたいなところは、撮影期間に見えましたね。
私たち、楽しい話はするんですけど、作品に関してここはこうしようとか話し合ったことはほとんどなくて。なんとなく3人の雰囲気というか空気感でそれぞれが動けたなっていう感じです。
それは乃木坂46で培ってきたものなのか、察する能力が3人とも鋭くて。大人数で先輩後輩もあるので、言葉じゃなくて空気感で動くことがすごく多いので、それは現場でもわりと同じでしたね」
梅澤美波
梅澤美波は、金森さやか役をそう振り返る。劇中では、アイデアを形にするために突き進む2人(齋藤演じる浅草みどりと山下演じる水崎ツバメ)のために四苦八苦するが、実際の2人との関係は?
「飛鳥さんはとにかく、人に努力しているところを見せないで背中で語るタイプの先輩なので。すごい人なんだろうなと思っていたんですけど、近くにいてあらためてそのすごさがわかりました。
意外だったのは、けっこう甘え上手というか。撮影中に干し芋が流行ったんです。寒かったので、焼いて食べることが多かったんですけど、焼いてほしいときは『焼いて』って目で訴えてくるんです。すごくかわいいなって思いました。
山下は、撮影現場でちゃんと自分からスタッフさんとやり取りしているのを見て、コミュニケーション能力が高いなって思いました。同期でずっと一緒にいますけど、初めて気づいたというか。
私たちの仕事は、私たちがしたことに対して反応を返してくださる方がいて、そういう声を聞いたときにやりがいを感じるんです。今回、飛鳥さんと山下と3人で力を合わせて作ることができたことに感謝です」