AKB・坂道
NMB48注目の5期生 山本彩加「LIVEで見せた涙の理由」
AKB・坂道FLASH編集部
記事投稿日:2020.10.10 12:00 最終更新日:2020.10.12 10:03
10月で結成10周年を迎えるNMB48。最新シングル『だってだってだって』で梅山恋和とWセンターを務めた山本彩加が8月のオンラインライブを振り返る。
今回は、8月におこなわれた『NMB48 FIRST ONLINE LIVE 2020 LAPIS ARCH~Power of LAPIS ARCH~』についてお話しします。本来ならば春におこなう予定だったライブが延期になってしまったので、配信という形で開催されることになりました。私と梅山恋和ちゃん、上西怜ちゃんで去年結成したトリオのライブです。
この日のために1カ月くらい前から準備をしていました。まずはセットリストを考えました。自分たちで案を出していって、順番を決めて、それをもう一度見直して、順番を変えて…と毎晩のようにメンバーと会議をしました。
ところが、ちょっとした事件が起きます。私が「こういうことをしたいんだけど、どう?」とメンバーにLINEを送っても、返事がないんです。既読スルーだったのが、徐々に未読になっていきました(笑)。
大切な単独ライブだというのに、どうしたんだろう?私は心配になってきました。私の文章が返事しづらい言い回しだったのかな?それとも、違うことを考えているから言い出しにくいのかな?いろいろ考えたけど、返事がないから、それもわからない(笑)。本番の日にちはどんどん迫ってきます。なので、私はLINEに「〇月〇日の〇時から電話で会議をします」と送りました。「これは仕事なんですよ感」を出したら、メンバーも動いてくれるかなと。
こうして曲順や演出も決まって、リハーサルは順調に進んでいたんですけど、本番直前は本当に時間がなくてバタバタでした。直しの時間も直前の打ち合わせ時間もなくなってしまい、不安を抱えたまま本番を迎えることになりました。
ここでまた事件が起きます。円陣が終わって、さあステージに出るぞという瞬間、私の心にいろいろな感情がわいてきて、涙が止まらなくなったんです。私が2人を引っ張ってきたやり方は正しかったんだろうか? バタバタしていたから、ライブ中に話すセリフを「じゃあ、私が全部言うから!」って言ってしまったんですけど、その言い方はよくなかったなとか…。
泣いている私を見て、2人は「負担をかけてごめんね」と謝ってくれました。もう本番です。気持ちを切り替えてステージに立ちました。
ライブ終盤のMCで泣いてしまいました
本番中は楽しく歌って踊ることができました。グリーンバックを使って、私たちが宇宙空間にいるかのように見せる演出もありました。それは通常のライブではできない、配信ならではのプレゼントだったと思います。
山本彩さんの曲『イチリンソウ』は自分で振付をしました。この数カ月、時間があったので、何か新しいことをやりたいと思っていたんですけど、最近いろいろなアーティストさんのライブ映像をたくさん観て、参考にしたいことをストックしておいたんです。
ライブの最後、MCの時間に話しながら、私はまた泣いてしまいました。単独ライブをやり終えて、ほっとした意味もありました。ファンの方に直接観てもらえないことへのもどかしさもありました。この日を迎えるまでの難しさ、それを誰かに相談できなかった後悔もありました。
次にライブをさせていただくとしたら、もう少し強い自分になって、ステージに立ちたいと思います!今月、NMB48は10周年を迎えました。まだまだてっぺん目指して頑張っていきますよ!