AKB・坂道
NMB48山本彩加 涙と感動の卒業コンサート
AKB・坂道FLASH編集部
記事投稿日:2021.03.26 17:00 最終更新日:2021.03.26 17:00
3月3日におこなわれた『山本彩加卒業コンサート〜最後の一色〜』。あーやんの思いが詰まったセットリストと、メンバーとの絆を感じるステージに涙が溢れた。
セットリストも自分で考えさせていただいて、これまでの思いをすべて詰め込ませていただいた卒業コンサート。パフォーマンスの集大成をお見せすることができて、アイドルとして完全燃焼させていただくことができました。
自分らしい卒コンにしたいという思いから、連載の第2回でも披露させていただいたトランペットのファンファーレで登場して、『GIVE ME FIVE!』へ。この流れは絶対やりたいとずっと考えていて、この曲をラストに選んだ冠ライブとのつながりも意識しました。
セットリストには、メンバーへの思いや若手メンバーへの期待、ファンの方への感謝の気持ちをこめました。朝方まで、構成を練り直す日も多かったです。でもそれがとても楽しく充実した時間でした。NMB48の“歌って踊れてかわいい”というよさが引き出せるように、ダンサブルな楽曲のパートも作りました。私自身、加入当時はダンスが本当に苦手だったので、そこからの成長を見ていただきたいという気持ちからでした。
7期生の5人と披露した『ランナーズハイ』は、これからのNMB48への期待をこめて選曲しました。本番前、7期生には「フレッシュに、誰よりも大きく踊ってね」とメッセージを送りました。(山本)彩さんに卒業の報告をしたとき、「あーやんがしてきたことは後輩に伝わっていると思うよ」という言葉をいただきましたが、少しでもこれからのNMB48に残せたものがあったのならば本当に嬉しいです。
卒業なんだなと実感が湧いたのは、「絶対に“梅山本”で歌いたい」と思っていた『今ならば』で、ふだんは涙を見せない(梅山)恋和が泣いてくれたとき。そして『僕だって泣いちゃうよ』の最後に自分がファンの皆さんに手を振ったとき。でも、卒コンは明るく終わりたいと思っていたので、最後は『サササ サイコー!』で締めくくらせていただきました。観てくださったファンの方々に「楽しかった」、「NMB48ってパフォーマンスもかわいさも最高だな」と思ってもらえていれば本当に嬉しいです。
そろそろ、「てっぺんへの道」の終着点が見えてきました。4年半の間に、うーか(加藤夕夏)さんにダンスを教えてもらったり、イーダ(上西怜)と浴衣でお散歩したり。毎年、四字熟語で新年の抱負も語らせていただきました。連載を通じて、私の成長をずっと見守ってくださったことに感謝しています。
この連載は、今回前半で未公開ショットをお届けした「メモリアルブック」にもまとめていただいていて、先輩方をはじめ、メンバー全員からメッセージもいただきました。ちっひー(川上千尋)さんは、本当に驚くほど長いメッセージをくださって。今思えば、私は生意気を言うことも多かった後輩でしたが、温かい言葉が溢れていて、何度読んでも心にグッときています。母からの直筆の手紙も本当に嬉しかったな。こんなに私のすべてが詰め込まれている本はどこにもない!いつまでも私の宝物です。
最後に、ずっと応援してくださったファンの方へ。この4年半、悩みながらも、夢中で駆け抜けられたのは、すべてファンの皆さんのおかげです。感謝の気持ちでいっぱいです。本当にありがとうございました。