AKB・坂道
今田耕司「記録に残らないタレント」が全身全霊でアイドル激撮
AKB・坂道FLASH編集部
記事投稿日:2016.12.13 06:00 最終更新日:2016.12.13 06:00
「顔フェチやからな」
「なんぼでも撮れる、キリないわ!」
ブレイク直前の広瀬すずを前にすると、今田耕司の目の色が変わった。
短パン、Tシャツで頭にタオルを巻いたスタイル。撮影中は常にハイテンション。時々うまくいかないと考え込むこともあるが、だいたい一気に進む――。
顔の角度や手の動き、衣装の上げ下げなどは、今田が細かく指示を出し、ベストな状態になったら「オォーいいね!」とバシャバシャ撮る。
こうして、「今田耕司が撮った13人のオンナ」(光文社刊)は出来上がった。出演モデルは広瀬すず、西秋愛菜、平祐奈、清野菜名、山崎紘菜、山本舞香、石井杏奈(E-girls)、柳ゆり菜、おのののか、久松郁実、新川優愛、中条あやみ、橋本マナミの13人。12月13日、満を持して発売される。
発売を前に、今田耕司をインタビューした。
――今田さんにとって写真集とは?
「雑誌に載った写真って、形としてずっと残るでしょう。のちのちになって価値が出たり、その人のキャリアとして刻まれるわけやから。そう考えると、ちょっともう、映画監督みたいな気分になるんですよね」
――モデルを選ぶときの基準は?
「やっぱりかわいいのはもちろんですけど、『会いたい』って思うような人に来てもらってる。個人的な好みも多少ありますけど、あくまでタレントや女優として魅力を感じたコたちですね」
――(グラビア撮影で)舌を出してもらうの、お好きですよね?
「やっぱり、ふだんは隠されてるものっていうのが、どっかあるんでしょうね。『ちょっと胸出して』とは言われへんし」
――(今田さんの)Sっ気は、テレビでも出してますか?
「出てると思いますよ。ゲストに聞きにくいことも聞きますし、スキャンダルがあったコがいれば『あれ実際どうなん?』とか言いますし。たまに僕のこと『いつも優しいですね』みたいに言う人もおるんですけど、自分ではそんなつもりないんです。そう思われるのは、キツいことばっかりやってるわけやないからなんでしょうね」
――ご自身で「ついてるな」って思われますか?
「いや、もう『バリつき』でしょう! 実家が寺っていうのもあるのかな、って思うぐらい、ついてます。もちろん、まわりの人にも恵まれたし、芸人の数も少なかったですけど」
――これまでのキャリアで、ターニングポイントはどこにあったと思われますか?
「そりゃあ、いっぱいありますよ。新喜劇に入ったこと、ダウンタウンさんと離れて自分らで深夜番組をやらせてもらったこと、あとはやっぱり、紳助さんが引退されたときですね。司会を引き継いだ『開運!なんでも鑑定団』だけやなく、もし紳助さんが引退されてなかったら、今のようにはなっていなかったかもしれない」
――雑誌のインタビューなどでも、私生活や仕事論をあまり語らないですよね?
「そこは昭和のプロレス世代なんで、私生活は謎にしたいっていうのもありますね。仕事については、(明石家)さんまさんとか尊敬している先輩方が、あまり語らないので」
――今は世間の考え方も、芸人さんに求められる資質も変わりました。
「芸人ですら、浮世離れした人ではなく、常識的な人間が求められるでしょう。司会者ともなれば、よけいそうですよ。『自分たちと同じ目線やないとあかん』くらいに思われてる。僕はまだ年齢的に助かってますけど、まだまだ盛んな若いコらは大変やと思います」
――人が寂しいと感じることも?
「それをごまかすために、家に帰らず、夜飲み歩いてるのかもわかりませんね」
――やはり潔癖だから難しいのもあるんでしょうか。
「いや、きれい好きなだけで、潔癖ではないんですよ。アレルギー体質やから、掃除せなしゃあない」
――今田さんのように美女と上手に話したい、あるいは撮影したいという方も多くいると思います。トークのプロとしてアドバイスというか、今田さんなりの秘訣って何でしょうか?
「う~ん、難しい質問ですね。…でもやっぱり、自分を清潔にすることですよ。まずはそこから」
――ご自身では、芸人・今田耕司をどういう存在だと思いますか?
「何でしょうね……。変わった立ち位置やとは思ってます。『記録に残らないタレント』やなって」