AKB48 58thシングル『根も葉もRomor』で初選抜! グループのエースダンサーが教える新曲ダンスの魅力とは?
― 今年2月にソロ写真集『未熟な光』(玄光社)が発売、またチーム8も水着グラビアが解禁されて、撮影の仕事が増えました。
写真集の撮影あたりから、写真を撮ってもらうのが楽しいと感じるようになりました。今回のグラビアでも3着あって、1着めは緊張でしどろもどろだったけど、時間がたつにつれてだんだん自然な表情を作っていけたと思います。
― グラビアの撮影に向けて体調管理をすることはありますか?
運動は嫌いなので、撮影の2週間前から食べる量を調節するようにしています。今日のコンディションは、自分の中ではギリギリセーフって感じです(笑)。服を着ているとわからないかもしれないけど、いま人生でトップレベルに大きくなっちゃっているんです。自分の感覚のなかでかわいくいられる範囲内に戻していきたいです。
― 初の選抜入り、フロントポジションとなった『根も葉もRumor』は激しいダンスナンバーで、横山さんのダンススキルが存分に発揮されていますね。
私の強みはダンスなので、このロックダンスのカッコいい曲で選抜に入れたのはとても嬉しいです。私が入った意味を、パフォーマンスで見せたいと思って臨みました。選抜は目指していたけど、フロントに立つビジョンはなかったので、びっくりしました(笑)。
― 振付担当の方も「毎日ダンスを練習している人でギリギリ踊れる速さの高難度だ」と語っています。
BPM(1分間の拍数)も速いし、いままでAKB48がやってきたダンスとはジャンルがまったく違うので、体の中の使ったことがない部分を動かさなきゃいけないんです。無理やり動かすことで痛くなったり、すごく大変でした。特に仲がいい(久保)怜音は、ダンスが苦手なうえに未経験のジャンルで苦労していて。でも、みんなで合わせるころにはめちゃめちゃ踊れるようになっていて、感動しました。
― 最大の見せ場にしていちばん難しいのは、やはりサビの部分でしょうか。
そうですね。「ウィッチウェイ」っていうステップで、テンポも速すぎるから、最初に見たときは「これ、本当に踊れるようになる…?」って思ったくらい。でも今回はそれぞれの個性を出すより全員の動きを揃えることに集中して、練習を重ねるごとにみんなの息も足音も揃っていきました。
― これまでのAKB48は大枠を合わせつつ、個人がどれだけ目立てるかという戦いもありましたが、今回は一致団結してパフォーマンスに臨んだわけですね。
一体感を大事にして、みんなで「観た人を『おっ!』と驚かせたい」「AKB48、カッコいいじゃんって思わせたい」という気持ちを共有できたと思います。それぞれがカマしつつ、サビでは息を合わせてインパクトを与えられるように頑張りました。何度も何度も練習を重ね、初披露のときには驚いてもらいたい一心で頑張りました。披露後には大きな反響があったから、みんなで「頑張ってよかった」って言い合いました。