AKB・坂道
卒業発表した乃木坂46新内眞衣が語る9年間の思い出とターニングポイントとは?
AKB・坂道FLASH編集部
記事投稿日:2021.12.22 12:00 最終更新日:2021.12.23 11:00
2022年1月末をめどに乃木坂46からの卒業を発表したまいちゅん。約9年の活動を振り返り、初選抜、ラジオ、そしてこれからのことを語った。
― 乃木坂46への加入が’13年。シングル表題曲で初選抜入りしたのは、2年後の12枚めシングル『太陽ノック』でした。当時はどんな思いでしたか?
「いつか選んでもらえたらいいな」と思っていましたが、「思いがけず、早かった」というのが正直な気持ちでし た。今思うと、自分の実力ではなく、“お試し”で選んでいただいたと感じていたから、そう思ったのかなと。実際、選抜で活動すると、つねに選ばれている選抜メンバーと自分との差を目の当たりにして、どうしていいのかわからなかったことを覚えています。まいやん(白石麻衣)をはじめ、どんなときも隙のないパフォーマンスをするメンバーの姿を見て、ただただすごいと。「なぜ、彼女たちがつねに選抜に選ばれているのか」を突きつけられた気がしました。そしてその当時の自分には選抜に選んでいただけるようなモノがないと感じさせられました。
― 2回めの選抜入りを果たしたのは、16枚めシングル『サヨナラの意味』。そこまでの約1年間は、どんな気持ちで過ごしていたのでしょう?
アンダーメンバーとして必死に活動しました。もう一度選抜に選ばれるためには、「自分がどう頑張るかが大切だ」とずっと自分に言い聞かせていました。アンダーライブに出演するたびに、自分の名前が入った“推しタオル”が増えていったときは、本当に嬉しかったです。そういう活動期間があったから、『サヨナラの意味』で選抜入りがかなったときは、ほかのメンバーをただ“すごいな”と見るだけではなくて、「次につなげるにはどうすればいいだろう」と考えられるようになりました。
― ’16年に『乃木坂46・新内眞衣のオールナイトニッポン0(ZERO)』のパーソナリティに抜擢。そこから現在も放送中の『乃木坂46のオールナイトニッポン』まで約5年半も生放送のラジオパーソナリティを務めています。大変だったことも多いのでは?
めちゃめちゃ、大変でした(笑)。でも、すごく楽しかったし、やりがいがあって勉強になりました。『ZERO』のころは、自分をたくさんの人に知ってもらいたいともがいていた時期で、どういう自分をラジオで出していけばファンの方や一般のラジオリスナーさんたちが聴いてくださるのかなと、ずっと模索していました。グループの冠番組になってからは、また別の大変さもありました。毎回、私ともう一人のメンバーがダブルパーソナリティという形で出演するのですが、私一人が話しすぎてもいけないし、どういうバランスでトークを展開すればいいのか、今もシビアに考えています。
― ラジオを聴いていると、すごく楽しんでいるのが伝わってきます。
もちろん、ラジオは楽しいです。でも、一緒にトークをするメンバー、とくに後輩メンバーのよさをできるだけ引き出すことが私の役目だと思っているので、そこは忘れないように、言葉遣いも考えながら話しています。それから、メンバーができるだけ話しやすいような雰囲気づくりも心がけています。何をやるにも雰囲気は大切だし、なんの努力もせずに自然と“いい雰囲気”は生まれないと思っています。誰 かの努力や支えで、話しやすい場やパフォーマンスに集中できる場ができていることを乃木坂46の活動を通じて学んだので、ラジオでは私がその雰囲気づくりをしようという気持ちです。