AKB・坂道
「自分の“強み”を模索中」櫻坂46の新しい風・大園玲が語る22歳の現在地。
AKB・坂道FLASH編集部
記事投稿日:2022.04.25 21:00 最終更新日:2022.04.25 21:00
4/6に4thシングル『五月雨よ』をリリースした櫻坂46。グループ加入後、新二期生メンバーの中心として、連続で表題曲歌唱メンバー入りを続け、未来のエースとしてファンの期待を受ける大園玲。22歳の誕生日を迎えたその瞳に映る景色とはーー。
― まず、4月18日は大園さんの22歳のお誕生日でした! 誕生日にはどんな思い出がありますか?
小さいころの思い出だと、私は3人きょうだいなんですが、誕生日の人がその日の晩ご飯のメニューを決められる、というルールがあったんです。兄は焼き肉、妹はお寿司が多かったんですが、私は母に魚料理を毎年頼んでいました。外食よりも母の手料理のほうが好きだったんです。特に鮭のホイル焼きはもう意味がわからないくらい美味しくて、本当に大好きでした! そして、もちろんケーキも毎年用意してもらって。
― 大園家のケーキはどんなケーキでしたか?
幼稚園くらいのころは、ケーキ屋さんにホールケーキに絵を描いてもらっていました。その絵を決めるのが楽しみだった思い出があります。ただ、だんだん大きくなるにつれてティラミスとかモンブランとかケーキの種類を理解するようになり、それぞれ1人1個好きなものを、という感じになりました。
― お母さんの料理が好き…お母さんは料理が上手なんですね。
そうですね。料理も上手なんですけど、なんというか、母は食事自体をとても大事にする人なんです。父の帰りを待って、絶対に家族全員揃ってから夕食を食べる、というのが我が家の日常でした。
― 大園さんは現在、東京で暮らしていますが、最近は鹿児島の実家には帰っていますか?
今年のお正月に帰りました。やっぱり地元に帰ると「わぁ、最高!」って気持ちになります。
― 実家では美味しいものもいっぱい食べたり?
はい! ただ、私は母の料理を食べたくて帰っているのに、親は「外食=豪華」と思っているみたいで。「いやいや、外食じゃなく普通に手料理でいいよ~」って思っちゃいます。
― 櫻坂46は4月6日に4thシングル『五月雨よ』をリリースしました。これまでのシングル表題曲とはまた雰囲気の異なる楽曲ですね。
前作までのシングル表題曲『Nob ody’s fault』や『BAN』『流れ弾』は自分を奮い立たせる楽曲というか、もちろん誰かの勇気になればいいなという思いはありましたが、どこか自分のために歌っているような感覚がありました。でも『五月雨よ』は、まさに“誰かのための歌”という感じです。個人的に曲調も好きですし、愛を歌う曲をやってみたかったので本当に嬉しい! 聴いてくださる方の心に届いてほしいなと思います。
― MVも壮大で、皆さんの柔和で優しい表情も素敵でした。
ありがとうございます。今回のMVはメンバー同士、ふれあっているシーンが多いんですよ。肩を寄せ合っていたり、顔がくっついていたり、手が重なっていたり。そこも含めて温かみのある作品になったのかな、って。
― 距離の近さは監督からの指示だったんですか?
はい。曲が持つ温かみや思いやりの気持ちのある歌詞を表現するために、ふれあいを大事にしたいとおっしゃっていて。しかもそれをフィルムで撮影することで、さらに私たちを優しく包み込んでくれているような映像に仕上げていただきました。撮影中はメンバー同士、目が合うことが多くて、その感覚も新しいなと思いました。
― 大園さんも2年以上グループで活動して、メンバーの温かさに数多くふれてきたのでは?
それはとても感じます。シングルリリースを重ねるたびに、どんどんみんなのことを好きになっていってます! 櫻坂46のメンバーって、みんな芯が強いんです。私、今まで生きてきたなかでこんなに芯のある人たちに囲まれたことってなくて。だから一緒にいて楽というか、居心地のよさを感じています。
― その一方で、大好きな先輩たちを見送ることもあります。
卒業されていく姿を見るのは寂しいです。でも、寂しさよりも「だからこそ私にはやるべきことがあるんじゃないか」と強く感じます。
― やるべきこと、というと?
パフォーマンスを磨いて、グループ全体の見せ方をさらに向上させたいという思いもありつつ、それ以上に個人の力を高めなきゃと。抽象的ですけど、自分の強みを見つけて発信していく作業をもっとやらなきゃと感じています。
― 大園さんとしては、今その“強み”を模索している段階だと?
そうですね、常に探しています。見つけるために映画やさまざまな作品にふれたり。それを探すことが今の生活の中心になっているかもしれません。
― 大園さんの22歳の目標ですね。
はい。そして、やってみたいかもと思えることを見つけたら、ちゃんと伝えられるようになりたいです。今までは好きだと思っても「私よりそれを好きな人はたくさんいるから」と思って言えないこともたくさんあって。でも、それってべつに関係ないですよね。だって好きなものは好きなんですから(笑)。私は映画を観ることが好きで演技にも興味があります。なので、もっと具体的にやりたいことが見つかったら、しっかり発信していきたいです!