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NMB48前田令子「人並外れた難波愛」が勝ち取った初選抜
AKB・坂道FLASH編集部
記事投稿日:2022.08.28 12:00 最終更新日:2022.08.28 12:00
NMB48のライブで脚本を担当するなど、メンバーへの愛が深い前田令子。9月発売のシングルでとうとう初選抜入りを果たした彼女の「グループ愛」を余すところなく語ってもらった。
― 27thシングルで初の選抜入り。まずは選抜入りしたお気持ちを聞かせてください。
NMB48に加入してからの5年の間には心が折れそうになったこともたくさんありましたが、多くの方に支えていただき、マネージャーにも「もう少し続けたほうがいい」と励ましてもらって、今があります。だからこそ、今までの努力が無駄ではなかったと思えた瞬間でした。そして選抜に選んでいただいたからこそ、ソログラビアや、選抜メンバーだけのライブに出させていただける。選抜の重みとありがたさを実感しています。
― 選抜入りする前からNMB48のコンサートや公演の劇パートなどの脚本を担当して注目をされていましたが、いつもどのように書いているのですか?
脚本を書くときは、まず「このメンバーにこのセリフを言わせたいな」というところからスタートしています。ストーリーは考えず、「言わせたい」セリフを書き出して、そこから物語を作るという流れです。それからふだん、メンバーが発したおもしろい言葉もメモするようにしています。あとは、メンバーに内容の相談。「ムチャクセ公演」の百合劇場で石田(優美)さんとうーか(加藤夕夏)さんの恋物語を書いたときは、恋愛マンガが好きな出口結菜ちゃんに「どうしたらキュンキュンする展開になるかな?」と相談して、「ソファに押し倒してみたら?」というアドバイスをもらったりしました。
― 次の脚本の構想はある?
たとえばまた百合劇場があったら、今度は小嶋(花梨)さんが主人公の物語を書きたいです。小嶋さんがハーレム状態になる設定で、ふだん言わないようなセリフをめっちゃ言わせたい。チームMの公演内の劇ならば、コメディがいいかな。チームMは先輩、後輩の壁がなく、なんでも言い合えるチームなので、見ていてハッピーになれるような笑いを盛り込んだ物語を書きたいです。主人公は中野美来ちゃんで! あと、コメディを上手に表現してくれそうな李始燕ちゃんにも期待しています。7月に正規メンバーに昇格したばかりなのですが、コミュ力がめちゃくちゃ高くて、まさに“愛嬌モンスター”。思ったことを口にするので、先輩にもけっこう毒を吐いたりしますが、それがすごくおもしろいから、その感じをずっと貫いてほしいです。
― ふだんからグループやメンバーを細かく観察することが、よい脚本に繫がるのですね。
もともと“NMB48オタク”だった経験は生かせているのかなと思います。グループもメンバーも大好きだから「このメンバーは、こうしたら絶対にかわいい」というのを見つけるのがすごく楽しくて。NMB48のメンバーはみんな大好きですが、なかでも同期のドラフト3期生は特別で。今、NMB48は紅組、白組のユニットに分かれた活動もおこなっていますが、ドラフト3期生のあーのん(泉綾乃)と(安部)若菜と同じ白組で一緒に頑張れること自体が嬉しいです。
― 泉さんと安部さんはどんな存在ですか?
あーのんは、13歳でNMB48に加入して、何があっても落ち込むことなく前向きに頑張って、今は選抜メンバーになっています。ライブに向けての練習を引っ張ってくれますし、最年少で加入したのにすごくしっかりしていて。私も負けられないなといつも刺激を受けています。若菜はプライベートでも仲がよくて、最近は考え方も行動も似てきているので、いろんな場面でシンクロすることが多い(笑)。一緒にいて落ち着く存在です。でも、この2人だけではなく、本当にドラフト3期生は魅力的。先日、南羽諒の卒業公演で久しぶりに卒業生も含めたドラフト3期生で集まりましたが、みんなが口を揃えて「ほんまにドラフト3期生でよかった」って。私もまったく同じ気持ちだったので、その瞬間が本当に嬉しかったです。
― では、グループ愛が強い前田さん的には、NMB48はこれからどんなグループになってほしいと思っていますか?
まずは、もっと地上波の音楽番組に出たいです。音楽番組に出て、たとえばメンバーの誰かが「このポニーテールのコ、誰?」などと、SNSでバズったり。それから、やっぱり大阪城ホールでのライブに対する思いは強いです。私が初めてNMB48のライブを観たのも大阪城ホールだったので、本当に憧れの地。先輩方が頑張って立ったステージに、今のNMB48としてもう一度挑戦したいです。
― 最後に、今後の目標を。
初めて選抜に選んでいただいたので、選抜の名に恥じぬような行動をしたいです。そして、これが選抜にいる理由だと自信を持っていえるような強みを見つけたいです。たとえば「MCがうまいから、選抜入りも納得」と思ってもらえるような。今、ありがたいことにライブでは毎回MCを担当させていただいて、劇場公演でも舞台監督さんにMCを褒めていただくことが増えたので、もっと極めたいです。NMB48は“おもしろかわいい”がモットーなので、そこを引き出せるMCができるようになれたら。ずっとNMB48のオタクをやってきた私だからこその“NMB48愛”を発揮して頑張りたいです!