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HKT48豊永阿紀が次世代メンバーにエール「あなたなりのアイドルになってほしい」

AKB・坂道FLASH編集部
記事投稿日：2023.10.31 21:00　最終更新日：2023.10.31 21:00

チームH3代目キャプテンに就任して1年。これからのHKT48を担う次世代たちに、キャプテンとしても板につき始めた彼女はどんな思いを抱いているのか。その胸中を聞いた。

― キャプテン就任からあっという間に1年たちました。就任当初と考え方や在り方に変化はありました？

正直自覚はなく、“生まれているんだろうな”って感じです。バトンを託された当時は、前のチームの出来上がった流れをただ引き継ぐだけでよかったけど、新たにチーム分けをして一から築く作業があったので。人間関係も新しくなるから、“このコはこうなんだ”を知っていく日々。キャプテンになったころは、大丈夫だよ、と伝えるのが仕事だと思っていたし、それで成り立っていたけど、今は関わり方や自分自身のアプローチの仕方も変わってきているんだろうな、と思います。

― 具体的なキャプテンらしさを実践できたことだと、どんなことが思い浮かびますか？

8月に初めて新チームHでフェス「サマステ」（SUMMER STATION）に出たときかな。みんなで一からセットリストを作ったんですけど、いったん流れの大局を考えたうえで、最適解を出すためのバランス調整感が自分の中であって。その自分の変化はイヤだと思わないし、大人になったなと感じた出来事でした。

― 以前SNSに「（性格診断で）ENFPからINFPに変わった」的なポストしていて、外向的から内向的になった結果だったので、溜め込んでいないか若干心配をしていたのですが、単純に少し落ち着いただけ説ありますね。

（笑）。っていう説もあるし、そのときのメンタリティ説も否めないですね。だけど今でも卒業した先輩が味方でいてくれて、キャプテンじゃない私を知ったうえで話を聞いてくれるので、そこは心の拠り所になっているかも。あと、なにより卒業した渡部愛加里がずっと話を聞いてくれてるので（笑）。しょっちゅう一緒にいるし、月一でリモートスタバ会も開いているんです。新作が出たら一緒に飲もうって約束を守って。他愛のないことも真剣なことも話して、いろんな人を頼りながらバランスを取っています。

― 先輩にも愛されているし、一方で豊永さんはいろいろな後輩に影響を与えていますよね。

え!?（伊藤）優絵瑠以外に出てくる人っているんですか？　なんでこんな人間に…って私的には思いますけど（笑）。

― 最上奈那華さんの憧れの存在だし、竹本くるみさんにはアンジュルム布教に成功していたり…。アイドルとしての話に限らず、魅力を伝えるのは上手なのかな、と。それこそ「新しいHKT48」という言葉が出始めてから、継承はグループのひとつのテーマだと思いますが、豊永さんはそれも自然にできるのでは？

どうなんでしょう。やり方を受け継いでいくといっても、私は私なりのやり方しか学んできてないから、どうしよう〜ってなったりするんですよね。私がずっと言っているのは「私は今からこれを言うけど、自分もそう思うってなれば実践すればいいし、違うと感じたらしなくていいから」ってことだけで。言われたからする、じゃ意味がないから。先輩によって大事にしていることは絶対違うので、「その欠片を集めて自分のものにする」でもいいし、「私はこの人になりたいからこの人の言うことを聞く」と思ってもいいけど、一回聞こうねって。どれを取り入れるかは自分で決めることだよっていう、めちゃくちゃ責任逃れでもあるんですけど（笑）。でも言われたことを全部聞かなきゃってしたら、もうそこに自分はなくなるから、あなたなりのアイドルになってほしいなっていうのはみんなに思います。