AKB・坂道
活動9年目で初センター。SKE48末永桜花は「努力と根性」でここまで辿り着いた
AKB・坂道FLASH編集部
記事投稿日:2023.10.31 17:00 最終更新日:2023.10.31 17:00
31stシングル『好きになっちゃった』で、ついにセンターの座を掴んだSKE48末永桜花。グループ加入9年目、これまで何度もアイドルをやめることも考えたという彼女だが、ファンの応援が支えとなり踏みとどまることができた。努力と根性ーー“SKE48魂”を受け継ぐ彼女の胸中に迫る。
― 以前、別のインタビューでは加入当初の自分について「ステージの端にすら立てなかったメンバー」と話していました。
そうですね。選抜メンバーはもちろん、同期のイベントにも選ばれないこともありました。SKE48に入ったころ、同期は加入翌日に取材を受けたりしていて。華々しいスタートを切っている同期を私のファンの方も見ていましたし、私を推してくださる方は、それこそ私以上に悔しい思いをしていて。だから、私が今、立てている場所や、やらせていただいているお仕事はすべてファンの方のおかげです。皆さんがいなかったら、お仕事はできていませんし、これからもいっそう絆を強く、大事にしていきたいって思っています。
― これまでの8年以上でアイドルをやめたくなったことはなかった?
それは何回もやめたいって思いましたよ(笑)。
― 踏みとどまった理由は?
私、自分が悔しかったことを握手会などでファンの方に話すんですよ。すると私以上に悔しがってくれて、「これができるようにこうしていこうね」って言ってくれたり、「まぁまぁ」って慰めてくれる方もいて…。心が折れかけたときも、そういう会話が「もうちょっと続けられそう」というメンタルまで持ってきてくれました。
― それは強力なバックアップですね。
そして私のファンの方はとにかくおもしろい人が多くて。トーク会でも普通におしゃべりが楽しくて、いつも私の方が笑顔にさせてもらっています!
― そして、ステージの端にすら立てなかったコがセンターに立ちました。
『好きになっちゃった』が発売されて3カ月たつんですが、いまだに泣いてくださる方もいるんです。「おーちゃんがセンターに立つのは納得」って言ってくださる方も多かったのが嬉しかった。発表されるまで「なんでこのコがセンター」って思われないか心配だったんですが、温かい声ばかりで。
― 積み重ねてきた努力の賜物です。
今の時代だと薄れている考え方なのかもしれませんけど、私は努力と根性でここまで来られたと思っています。それをSKE48の若いメンバー、これから入ってくるコにもこういう頑張り方もあるんだよって知ってほしい。
― 末永さんにとってファンとは?
原動力。自分の夢を持って、それを叶えるための力をくれます。夢を叶えられるのはファンの方たちのおかげです。私のアイドル人生の原動力はファンの皆さんですね。
― センターに立ったことで、新たな夢は出てきましたか?
改めて、SKE48を全国へ届けたいという思いが強くなりました。たくさん魅力的なメンバーがいるので、見つけてくれたら嬉しいです。私もたくさんの新規の方を摑まえないと!