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元WEST END×YUKI「武内由紀子」特別養子縁組で子育て奮闘中
「もう、ヤンチャ盛りでヤンチャ盛りで……。好きなのは、ボール遊びに鉄棒、ダンスです」
自宅そばの公園。6月で2歳になる息子の一徹くんをあやす武内由紀子は、目を細めた。
武内は、1990年代に「大阪パフォーマンスドール」の一員として活躍。厳しいレッスンのなか、合格した20名からCDメンバー選抜5名のひとりに選ばれたのが思い出だ。
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1995年には今田耕司、東野幸治とのユニット「WEST END×YUKI」で『SO.YA.NA』を大ヒットさせた。
「ダンナさんとは、37歳のときに同居を始め、40歳で結婚。妊活・不妊治療を7年ほどしたものの、妊娠できなかったんです。でも子供はあきらめられず、養子縁組の制度を、きちんと調べ始めました」
7歳年下の夫・直さんは、JR大森駅近くでパン店「BAKEMAN」を営むパン職人だ。調べて知ったのが「特別養子縁組」。事情があって生みの親が育てられない子供を、戸籍上の実子として育てる制度だ。
一徹くんは生後4日めに、夫婦のもとにやってきた。
「お迎えの日、実母さんとお会いできました。経済的事情のため、出産前から、赤ちゃんを養子に出すことを決めていたそうです。
『手放したくなくなるから、産んだら赤ちゃんは見ないでおこうと思っていた』とおっしゃっていましたが、離れる直前までずっと、赤ちゃんを抱っこしてミルクを飲ませていらっしゃったそうです。
『真実告知』といって、将来、一徹には、本当のことを言わなければならない日が来る。実母さんが本当に愛情を持ってらしたことを伝えられるから、会えてよかったです」
4月2日。もうひとり、生後9日めの女の子が一家にやってきた。オーガニックにこだわるパン店家族の朝は、よりいっそうにぎやかになる。
たけうちゆきこ
1973年3月19日生まれ 大阪府出身 '93年、「大阪パフォーマンスドール」のリーダーとしてデビュー。解散後は女優、タレントとして活躍。現在『大阪ほんわかテレビ』(読売テレビ)『ビートップスでお買い物』(同)にレギュラー出演中
(週刊FLASH 2020年5月5日号)