たけし、震災復興の特別税「800万円払ってて」使いみちに立腹

　5月9日放送の『新・情報7daysニュースキャスター』（TBS系）で、ビートたけしが政治への不満を吉村洋文・大阪府知事にぶつけた。

　たけしは「復興特別税に800万円払ってて、九州の道路に使われてて、腹立って腹立ってしょうがない」と憤懣やる方ない様子。復興特別税は基本所得額の2.1％で、それが800万円とすれば、概算で、たけしの基準所得税額はおよそ3億8100万。経費などは不明だが、収入は8億円程度とも推測できる。

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　東日本大震災を受けて徴収されるようになった復興特別税だが、たけしの指摘した九州のみならず、被災地以外の国立大学の施設建設や、沖縄・北海道の国道整備などにも使われ、問題視されてきた。

　そんな特別税が、今回の新型コロナウイルス関連でも徴収される可能性を危惧して、たけしは「コロナ特別なんとか税みたいなのあったら拒否してください」と吉村知事に依頼。吉村知事は「できるだけ頑張ります」と返していた。

　また、たけしは「（営業を続ける）パチンコ店の名前を出すのはどういう意味なの？　かえって（客が）行っちゃうんでは」と質問。すると吉村知事は、「特措法では公表しないといけない義務なんです。緊急事態宣言発令後も営業しているお店は、お願いベースなんですが、公表しないといけない」と説明した。

　続けて「たくさんの人が集まっているので、何とかしてくださいということです。特措法で、もっと知事に権限を与えてくれたらいいんですが、最低限、公表ということでこうなりました」と回答していた。

　たけしは政府の後手後手の対応に「国会議員、こいつらがこんなに金（歳費）取ってると思うと腹立つね。なんだろうあれ、冗談じゃないよ。みんなに一律10万円（給付）で、自分たちの給料はいくらなんだよ一体」と憤っていた。たけしの政治への不満は止まらないようだ。