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アントニオ猪木、亡き妻と病室で過ごした「最期の2カ月半」

エンタメ・アイドル 投稿日:2020.05.30 06:00FLASH編集部

アントニオ猪木、亡き妻と病室で過ごした「最期の2カ月半」

猪木の背後には、完成したばかりという「水プラズマ」の実験車

 

猪木が、アフターコロナの生き方を激白

 

 30回以上も、北朝鮮を訪れている猪木。遅々として進まない日朝国交正常化交渉や、拉致被害者の救出についても、独自の見解を披露した。

 

「やってることの是非はさておき、『北朝鮮が本当に望んでることは何か?』と、考えなくちゃいけない。拉致問題も、トップ同士の話し合いは避けては通れないけど、私は横田滋さん夫妻を2度、北朝鮮に誘ったことがあります。『一緒に行きましょう』ってことでね。

 

 結局、人と人がふれ合って本音の話をして、酒を酌み交わすことができるか。人間関係というものが、外交はいちばん大事。顔と顔を合わせて、本当のところを見極めなくちゃいけない。

 

 俺は、リングの上で真剣勝負をやってきてるから、それが基本なんです。向き合うしかないんです」

 

 いま猪木は、注力していることがあるという。

 

「世界のゴミ問題を解決するための、『水プラズマ』による廃棄物処理の実現です。1万度以上にも達する『水プラズマ』を使えば、瞬時にゴミは消滅し、水素に変化するというんですよ。

 

 初めて聞く人は『そんな話ほんとかよ?』みたいに言う人もいるけど、現実に装置もできて、フィリピンでデモンストレーションをおこなうところまで、準備ができているんでね。コロナが落ち着いたら、本格的に始動しますよ」

 

 とはいえ、手がけた事業が物議を醸してきたことも多い猪木。今度は大丈夫か……?

 

「ご心配無用ですよ(笑)。心配したからって、その人たちがなんかやってくれるわけじゃねえんだから。私は私で、自分で走っていくわけですから。いいんですよ、人間は否定する奴もいて。肯定ばかりじゃおもしろくないしね。

 

 いつもそうですけど、10年~20年前に俺が言ったことが、のちに実現して、『猪木さんは10年~20年早いんですよね』って言われる。まあ、早いって言われれば、早いのかもしれないけど。『しょうがねえな、人生の早漏だよ!』つってね(笑)」

 

 自粛生活が長引き、閉塞感が漂う日本社会。 “コロナ後の生き方” についてこう語る。

 

「故事成語で、『人間万事塞翁が馬』ってあるけど、いまコロナで起きたことは、よくとらえれば、必ず終わりが来るということ。始まりがあれば、終わりはある。

 

 科学技術はどんどん進んでる。その前に経済が持たなくなるかもしれないけど……。とにかくみんな、健康で元気でいるしかないね」

 

 元気があれば、なんでもできる!

 

※これまでの猪木語録を厳選した新著、『アントニオ猪木闘魂語録大全』(宝島社)が発売中

 

(週刊FLASH 2020年6月9日号)

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