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手越祐也の会見に違和感「最初に謝罪すべきだった」と芸能レポーター
エンタメ・アイドルFLASH編集部
記事投稿日:2020.06.29 16:20 最終更新日:2020.06.29 16:32
ジャニーズ事務所を6月19日に退所した元NEWSの手越祐也が、4日後の23日、都内で緊急記者会見を開いた。会見の様子を生配信したYouTube「手越祐也チャンネル」は、最大130万人以上が視聴するという関心の高さだった。
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会見から1週間が経とうとしているが、約2時間に及んだ手越の発言に対し、芸能関係者や業界関係者からの批判の声がいまも止まらない。その大きな理由は、会見冒頭の手越の発言にあると思われる。
手越は濃紺のジャケットに黒のインナー姿で現れ、開口一番、立ったままで「よろしくお願いいたしま-す」と一礼。「いろいろ報道を、僕自身も家でああでもないこうでもないというのを見てきまして、自分の口から早く話したかったんですけど、なかなかその機会がなかったので。今日、こうやって皆さんの前で、今までの流れだったり、いろんな人への感謝だったり、野望、展望をお伝えできたらと思います」と一気に話したあと、イスに着席して続けた。
「あまりに事実と違う情報が多すぎたので、早く自分の口で、気持ちだったりを伝えていかないといけないと思っていた」
「僕は、嘘がつけないので、思っていないことを言うこともできないし、誰かにゴマをすることもできない」
「僕はいまだにジャニーズ事務所、そしてNEWS、ファンのことは、心から大好きです。メンバーとの間にトラブルがあったことは1ミリもございませんし、もっと言うとジャニーズ事務所との間に大きなトラブルがあったということもありません」
手越は朗々と話した。
だが、それでは、なぜ弁護士同席の会見なのか。弁護士がわざわざ出席するということは、法的な問題が、たとえば、手越が話せること話せないこと、あるいは質問に答えられること答えられないことがあるのではないかと勘ぐってしまう。
それより何より、弁護士をともなう会見は「変なことは聞くなよ!」と、マスコミにプレッシャーをかけているようなものだ。
彼の一人しゃべりはこのあと35分間も続くのだが、会見を聞いて、「えっ、ここから始まるの?」という違和感を感じざるをえなかった。手越は、問題となった不要不急ではない外出をルール破りと認めていないのだ。
コロナウイルス感染拡大防止のために緊急事態宣言が発令され、全国民が外出自粛を余儀なくされた期間に、手越は2度の飲食に参加している。それが故に、ジャニーズ事務所から無期限の活動休止処分となり、退所となり、この会見のイスに座ったのではないのか。
「外出自粛期間中に、どんな理由があるにせよ、女性をともない出かけてしまったことは、世の中の状況や自身の置かれている立場に対する自覚と責任が著しく欠けておりました。大変申し訳ありませんでした」と深々と頭を下げ謝罪し、「なぜ外出したのかを含めて、今後の野望、展望をお伝えできたらと思います」と “大人の対応” から始めたら、彼の饒舌なしゃべりも天真爛漫さも評価され、伝わる言葉も多かったのではないか。
手越の腹の中は、3月に退所を伝え、退所のためには事前準備が必要で、将来のためには女性連れの会食は問題なし、2度の外出はチーフマネージャーに伝えてあるのでこれも問題なし。男・手越祐也32歳、もう一度甘えずチャレンジしたい、夢を追いたい……こんな理論になるのだろう。
これは、世間には通用しない手越の身勝手な言い訳にしか聞こえない。
中居正広が6月28日、『ワイドナショー』(フジテレビ系)に出演し、「会見はガイドラインがあるわけでもないし、誰かに教えてもらうものでもない、取り返しのつかない一発勝負。荷が重いと思う」と会見の難しさを語っている。
「本来なら組織が火消しをするんだけど、今はネット社会なので、みんなが火炎瓶を持ってくる。(手越は)目の前で燃え上がっているのを自分で消さないといけない。簡単に消せないわけだから、ちょっと待ってほしいな。フォローするわけじゃないけど」と話した。
中居は「ルールを破ってしまったところは反省しないといけない」と語ったが、やはり、手越は会見冒頭で謝罪するべきだったと思う。
中居の言葉が手越に響けば、YouTubeもTwitterもInstagramも、彼が大切にしている歌も、海外進出も、その夢が近づくことだろう。(取材・文/芸能レポーター川内)