ギャラの面でもアドバンテージがあるという。
「『M』のギャラは、1話あたり50万円といわれています。ドラマがこれだけ話題になったことへの貢献度を考えれば、かなり安い。次のドラマのギャラは、一気に倍の100万円といわれています。
また、NGがないことも彼女の強み。キスシーンでも濡れ場でもやるというのだから、それは放っておかれないでしょう」(同前)
では、その “次のドラマ” は、なんなのだろうか。
「すでに各局による争奪戦が始まっていますが、とくに力を入れているのがNHK。『朝ドラ出演が決まったらしい』との情報が駆け巡っています」
そう語るのは、さるテレビ局関係者だ。
「現在放送中の朝ドラ『エール』は、故・志村けんさんや掛布雅之さんなど、話題の出演者が多い。そのなかで、田中みな実のサプライズ登場は “あり” でしょう。さらに、『大河ドラマに』という話も出ています。
『麒麟がくる』は、コロナの影響で中断を余儀なくされていますから、彼女の投入で話題を集めたいと考えても、不思議はありません。しかも今作は、原作がないオリジナル作品ですから、いくらでも彼女のための役は作れますしね」
別のテレビ局関係者は、「日テレとフジ、テレ朝も猛アタックをかけている」と話す。
「日テレは、土曜22時と日曜22時30分の枠でのドラマ出演が有力。若者向けのドラマが多い枠なので、たとえば学園モノの先生役とかね。今、CMで保健室の先生役をやっているけど、あれも評判がいい。
フジは、『月9』出演をエサに誘い込みをかけている。テレ朝では、弘中綾香アナとの『あざとくて何が悪いの?』というバラエティ番組を、スピンオフドラマに仕立てようという動きがある」
一方、古巣であるTBSの動きは、なぜか見えてこない。
「自局にいたアナウンサーを、女優として使うのには抵抗があるのか。注目の『半沢直樹』に出せば、話題になるはずだけどね。いまや何をやっても話題になるだけに、『元局アナが主役より目立ってはいけない』という忖度もあるのかもしれない」(TBS関係者)
コロナ時代に、無二の存在感を示す田中みな実。“あざとさは正義” だ。
(週刊FLASH 2020年7月14日号)