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口を開けば全部ダメ…上田晋也が元運転手「浜ロン」に公開説教
エンタメ・アイドルFLASH編集部
記事投稿日:2020.07.05 11:00 最終更新日:2020.07.05 11:00
ピン芸人・浜ロン(46)が、2016年4月から毎日投稿しているツイートをまとめた著書『ダ名言』(主婦の友社)がヒット中だ。本には、「夢を諦めたからといって、楽しむことを諦めたわけじゃないですからね」「今ここに金がある! きっとどこかで頑張ったんだ! キッカケはないけど自分にご褒美だ」などの名言が満載だ。
実は、浜ロンは数年前まで、同じ事務所の大先輩、くりぃむしちゅー・上田晋也(50)の運転手を務めていた。多忙な合間を縫って「後輩の本のためなら」と駆けつけてくれた上田の男気により、対談が実現。そのこぼれ話をお届けします!
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上田晋也(以下・上):おかしな話なんですよ。先日、自宅にいたときに『ゴゴスマ~GOGO!Smile!~』(TBS系)を観ていたら、こいつ(浜ロン)が出ていた。
MCの石井亮次さんが、「この時代にピッタリの書籍がございます。自粛中にピッタリの、えー、こちら、芸人の浜ロンさんが書いた『ダ名言』」と言うわけですよ。
で、わざわざ、こいつのダ名言をフリップにして、「えー、浜ロンさん、これは一体どういう意味でしょうか?」って。
自粛期間中だから、こいつもふざけづらかったのか、「そうですね。夢っていうのは、前向きだけじゃなく、いったんハードルを下げるとすごく幸せを得られるよ、とそういう気持ちで書いたひとつの名言でございます」「なるほど、いまの時代にピッタリですねぇ」って、いやそんなトーンでお送りする本じゃないんだって!(笑)。
浜ロン(以下・浜):だって、そもそも石井さんの口でダメって言ってますからね。「ダ名言」って言ってるんですから(笑)。
上:お前も、あれは言うべきよ。『石井さん、そんなトーンでお送りする本じゃないです』って。
浜:まあ、そうなんですけどね。やっぱ、ちょっと言えないムードがあったんですよ。そのとき、コロナ禍の真っただ中だったので、リモートで各分野の先生に聞いてるんですよね。そこに混じって、僕みたいな腐れ芸人の話を「なるほど……」みたいなテンションで聞いてるから、おかしかったんですよ。
そんな『ダ名言』は、1万9000部(6月13日の取材時点)と、売れ行きは好調だという。
浜:何も成してない人間が書いてるんですけどね。
上:お前が言うな! でも、ダ名言だから、お前がいちばん言えるって話だからな。
浜:口を開けば全部ダメなわけですから、ビッグチャンスですよ、これは。
浜ロンが、ツイッターで日々「ダ名言」をつぶやくようになったきっかけは、「『○○芸人』のような自分の肩書をつくれ」と運転中に上田から言われた一言だった。
結果、浜ロンは「闘わない」「無理しない」「自分を守る」という『ハト派芸人』を名乗ることにしたという。浜ロンは、このことを同書の前書きで書いているが、肝心の上田はそのことを覚えていないという。
上:全然知らないです。
浜:ふだん、ほとんど車中ではバカな話しかしてないですからね。僕は5年近く運転してたんですけど、だいたい車中では毎回「お前の顔は豚に似てる」っていう話ばっかりで……(苦笑)。
上:アッハッハ。
浜:もう、ほぼ、その会話しかしてないんですよ(笑)。
上:おまえ、そんなに運転してたの? そもそも。
浜:4年10カ月ですね。
上:あ、そう? 1年半くらいのイメージだったけど。
浜:いや、だから、中身がないからですよ(笑)。ある日、上田さんが「お前の顔、豚に似てるね」つって言うわけです。それが、ギャグトーンで言う日もあれば、またある日は「いや、お前、マジよ?」みたいな。なんか急に「これ、哲学的な話よ。おまえが望めばそうなる」みたいな話をされたりとか。めちゃくちゃですよ。ホントに。
上:ハッハッハ(爆笑)。
浜:前にもテレビ番組で、「お前の顔、豚に似てる」と上田さんが言うから、「いえいえ、今まで人生で言われたことないですよ」って返したら、「いや、それは日本人のよさよ」って。
急に、豚から遠いとこに行くんです。「日本人のよさって、どういうとこですか?」と聞いたら、「みんながみんな、お前の顔が豚に似てるって思ってるのに、誰ひとり言わない。これが日本人のよさよ」って(笑)。