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小手伸也が語る『コンフィデンスマンJP』長澤まさみの母性に注目
エンタメ・アイドルFLASH編集部
記事投稿日:2020.07.22 16:00 最終更新日:2020.07.22 16:00
興行収入29億円を突破した、前作『コンフィデンスマンJP ロマンス編』から約1年ーー。長澤まさみ演じる規格外の詐欺師・ダー子たちが、7月23日公開の『-プリンセス編』で帰ってくる。前作以上に仕掛けられた “嘘” の魅力を、五十嵐役を演じる小手伸也が語った。
「撮影中は東出(昌大)くんの部屋で、キャストが酒を持ち寄って飲むことが慣習化していましてね。江口(洋介)さんもかなりの出席率でした(笑)」
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出演者の結束の固さを、そう語る小手。今作の魅力は?
「まずは、ゲストが豪華。『コンフィデンスマンJP』史上、最大のゲスト数になっています。皆さん、芸達者ですからね。きらびやかな登場人物の活躍ぶりは、見逃さないでください。
実際に、撮影をしていたランカウイのホテルでキャストが集まった食事会では、あまりの豪華さに『なんだこれは?』と思ったぐらい(笑)。
今作だけでも十分に楽しめますが、重箱の隅をつついたり、宝探しが好きだったり、(江口演じる)赤星との因縁を知りたい方は、シリーズ全作品を観ていただけると、より『コンフィデンスマンJP』の世界を楽しんでいただけると思います」
見どころは、“オサカナ(ターゲット)” を釣り上げるために詐欺師たちが繰り出す騙しのテクニックだが、コックリという新しいキャラクターの登場によって、化学反応が起きているという。
「からくり自体もぶっ飛んでて、世界観もデカいんですが、心の機微や内面的な動きを追っていくことで、かなりグッとくる作品になっています。僕はわかっていても、試写で3回泣きましたから(笑)。
とくに長澤さんが、前作の『-ロマンス編』で女性の心の揺れを的確に演じられましたが、今作では『母性や母とは……』という部分を、かなり突っ込んで演じられている。“長澤まさみ、ここにあり” という作品でもあります。シリーズファンの方を、絶対に裏切らない内容になっていますよ」
純粋に騙されても、穿った見方をしても、楽しめると太鼓判を押す。さらに小手は、メインキャスト3人の “素顔” も明かしてくれた。
「長澤さんとは、つき合いが長くなるにつれ、遠慮のない関係になりつつあります(笑)。一緒にプールや食事に行き、2人で旅行に来ている気分でしたが……それを言ったら『はぁ~?』と言われるでしょうね(笑)。
東出くんとは、前作では2人で香港を観光。今回も部屋飲みのあとは泊めてくれたり、親交は深まっているはずなんですが……長澤さんの影響なのか、最近、僕のイジリ方を熱心に研究しているようです(笑)。
小日向さんは、レギュラー陣のなかでも最年長なだけあって、素敵な距離感を保ちつつも、ムードメーカーとして大きな存在。その半面、ある意味いちばんのいたずらっ子で、ときどき手に負えません(笑)」
そして今作では五十嵐に、驚きのシーンが!?
「あっと驚くことが、ラストにあります。いいのか五十嵐、そこにいくのか五十嵐、だめだ五十嵐! という気分になると思います(笑)。ラストまで、騙されてください」
●コンフィデンスマンとは
「信用詐欺師」のこと。美しきダー子(長澤まさみ)と真面目で小心者のボクちゃん(東出昌大)、百戦錬磨のリチャード(小日向文世)の3人が、抜群のチームワークと奇想天外の騙しのテクニックで “オサカナ(ターゲット)” を狙う
●『-プリンセス編』のあらすじ
舞台は、伝説の島と呼ばれる、マレーシアのランカウイ島。この島に住む、世界有数の大富豪でフウ家の当主、レイモンド・フウが亡くなったところから物語は始まる。
フウ家の3姉弟が10兆円ともいわれる遺産をめぐって火花を散らすなか、執事のトニー(柴田恭兵)が発表した相続人は、誰もその存在を知らない隠し子 “ミシェル・フウ” だった。「我こそがミシェル」と、世界中から詐欺師たちが大集合!
こんなおいしいオサカナを逃すはずはなく、百戦錬磨のコンフィデンスマン、ダー子、ボクちゃん、リチャードの3人も参戦。10兆円の遺産を狙い、超絶大胆なコンゲームを仕掛ける……。3人は、まんまと遺産を手に入れられるか?
こてしんや
1973年12月25日生まれ 神奈川県出身 早稲田大学卒業後、劇団「inner child」を主宰、舞台を中心に活躍。『コンフィデンスマンJP』(フジテレビ系)シリーズのほか、『真田丸』『なつぞら』(ともにNHK)などに出演。現在『SUITS2』(フジテレビ系)に出演中
※『コンフィデンスマンJP プリンセス編』は7月23日(木)公開
(週刊FLASH 2020年7月28日・8月4日号)