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プリンセス天功「あと100年は生きますが」驚きの後継者プラン

エンタメ・アイドルFLASH編集部
記事投稿日:2020.07.27 11:00 最終更新日:2020.07.27 11:00

プリンセス天功「あと100年は生きますが」驚きの後継者プラン

 

 野茂英雄がアメリカに渡り、日本人メジャーリーガーの先駆者になったのが1995年。それに先駆けること8年。1987年から、アメリカで、全世界で活躍し続けているイリュージョニストプリンセス天功

 

「大きな球体の中で、あぐらになった私が宙に浮いているの、わかりますか? これで360度回転するんですよ」

 

 

 ほほ笑む天功が見せてくれた写真(下)の中で、彼女はたしかに浮いていた。

 

球体の中で、あぐらになった天功が宙に浮かぶ。このまま、宇宙飛行の訓練のように360度回るという(C)TENKO

 

 新型コロナウイルスの流行で世界のショービジネスがストップしたいまでも、新たな不思議を生み出し続けている。

 

「3月1日まではショーをおこなっていましたが、3月2日以降は、すべての公演をストップしました。私はそれ以降も、以前と同じ規則正しい生活を送っています。トレーニングも欠かしません。自宅の倉庫に、テレビの『SASUKE』のようなコースがあって、そこを巡っているんですよ。

 

 いつコロナが終息してもいいように、新しいイリュージョンの構想も、もちろん練っています。屋内での公演は、私が客席に降りていく演出もあり、これからは難しくなると思うので、外でできる大がかりな脱出系イリュージョンを考えています」

 

 すでに、ニューヨーク、韓国、タイなど、世界からアフターコロナの公演依頼が引きも切らないという。

 

 また、熱心に続けているのが、チャリティ活動だ。

 

「きょうは、私が作った球体関節人形(冒頭の写真)をお持ちしました。これは趣味で作っていて、チャリティオークションに出品して、野生動物の保護や、障がいのある子供たちのために寄付しています。

 

 以前は、1体300万円くらいになったことがありました。人形は、いつも3日以内に作っちゃいます。三日坊主なので、それ以上かけられないんですよ(笑)」

 

 幅広い活躍は、1980年、初代引田天功の急逝にともない、彼女が二代目を襲名したところからすべてが始まった。三代目についてはどう考えているのか質問すると、意外な答えが返ってきた。

 

「じつは2~3年前から、少しずつ後継者の準備をしています。三代目は、プリンセス天功をAI化しようと考えているんです。『私のイリュージョンをキャプチャーしたAIの三代目天功が、ネット上の仮想都市のシアターで活躍する』というプロジェクトに、最近着手しました。

 

 今後、5Gの通信環境が整えば、360度の視点で、ステージの裏側からもイリュージョンを見てもらうことが可能になると思います。おもしろいでしょう?

 

 アメリカのPRINCESS TENKOの契約書には、『宇宙人が私のショーを買いに来たら』という条項があるのですが、私はそのとき、AI天功のシステムを売ろうと思います(笑)。

 

 プリンセス天功は、『To be continued』です。私自身、あと100年は生きるつもりです!」

 


ぷりんせすてんこう
1980年、初代引田天功の急逝にともない二代目を襲名。1990年には、米国マジシャン・オブ・ザ・イヤーを日本人初、女性初の受賞。彼女がモデルとなったアニメシリーズ『TENKO』が、1995年から全米大ヒット。世界中で大がかりなイリュージョンを披露し続けている

 


(週刊FLASH 2020年7月28日・8月4日号)

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