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小沢仁志とめぐる「ガチ美味!町中華」幸楽/新御徒町

エンタメ・アイドル 投稿日:2020.08.18 11:00FLASH編集部

小沢仁志とめぐる「ガチ美味!町中華」幸楽/新御徒町

店主の小林夫妻と。味わい深い建物も、53年間変わらない

 

 小沢仁志は、誰より「町中華」を愛してやまない、侠気と色気と食くい気けの役者。小沢の案内でまわる、行きつけや注目の店は、みなガチ美味だった!

 

「これから行く『幸楽』は、新作映画『東京ドラゴン飯店』のロケに店を貸してくれたんだ。弟のカズ(小沢和義)が、名物の『ナシゴレン』が美味いって。それってインドネシア料理だろ? なんでも、昔来てたインドネシア人の客がレシピを教えてくれたっていうんだけどさ」

 

 

 今回、小沢が選んだのが、新御徒町の「幸楽」。かの『渡る世間は鬼ばかり』(TBS系)の舞台と同じ店名だが、ほがらかに迎えてくれたのは角野卓造と泉ピン子ではなく、店主の小林夫妻だ。

 

「小沢さんは、うちの広東麺が食べたいって、撮影中ずっと言ってました」と亭主の賢吉さん。すると小沢は、まくし立てる。

 

「映画やドラマの消え物(食事)は、だいたいスタッフが見栄え重視で作るんだよ。スーパーやコンビニで買ってきた惣菜を器に移し替えるだけとか。

 

 それならまだいいけど、醤油をお湯で割っただけのようなスープに、市販の焼き豚と茹で野菜てんこ盛りにしたり。そんなの食ってんだよ」

 

 それは、本物に飢えるわけだ。新作映画には、ザリガニラーメンも登場。そんなゲテモノを美味しそうに食べてみせる……「役者」だ。

 

「『日本極道戦争』ってVシネのシリーズじゃ、そんなことないね。消え物を用意してると、借りた店が『うちは、こんなもん出さないよ』って、寿司でもなんでも作ってくれるんだ」

 

 そう話していると、あっという間にナシゴレンの完成だ。

 

「おお、こいつがナシゴレンか……モグモグ。思っていたのとちょっと違うが(笑)、美味いね。コチュジャンのような味だな。オヤジさん、山椒も使ってる?」

 

「よくわかるね」と小林さん。オリジナル調味料のベースはケチャップで、そこに粉山椒、ニンニク、一味唐辛子にスープも入れ、2~3日寝かして作るんだとか。

 

「そして、ついに来たな、広東麺。ズズッ……スープは魚介のアタックが強いね。餡は薄めで、野菜のシャキシャキ感がタンメンっぽい。これも美味いよ!」

 

 小沢もそう太鼓判を押す、“爽やか系” 広東麺。ナシゴレンだけでなく、そのほかの料理も想定外に個性的。それが、創業から53年も続くゆえんだろう。

 

おざわひとし
1962年生まれ 東京都出身 1983年に『太陽にほえろ!』(日本テレビ系)に出演後、『スクール☆ウォーズ』(1984年、TBS系)で本格的に俳優デビュー。Vシネマ出演歴は30年になり、『日本統一』シリーズ、『日本極道戦争』シリーズなどに出演中。映画監督、プロデューサーの顔も持つ

 

【SHOP DATA/幸楽】
・住所/東京都台東区小島2-1-3
・営業時間/11:00~15:00、17:00~20:00(夏季と火曜・木曜は昼のみ)
・休み/土曜、日曜、祝日

 

※小沢兄弟が出演する新作映画『東京ドラゴン飯店』(監督・西村喜廣)は9月以降に大阪・名古屋で公開予定!

 

(増刊FLASH DIAMOND 2020年8月20日号)

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