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広瀬すずの親友役で話題「富田望生」体型キープが大変なんです!
エンタメ・アイドルFLASH編集部
記事投稿日:2020.08.25 16:00 最終更新日:2020.08.25 16:00
映画、ドラマのキャスティングで「ヒロインの脇にぽっちゃり体型のキャラが欲しい」というとき、制作者のあいだで、いま真っ先に名前が挙がるのが女優・富田望生(20)。彼女の仕事現場に密着して、人気の秘密に迫った。
「同時に複数の作品に出演させていただいている今の忙しさは、1年前には、まったく想像できませんでした。それまでは、1作品出演したら、ひと月は休んで次の仕事というリズムでしたから」
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そう語る富田は、映画『チア☆ダン』(2017年)、『SUNNY』(2018年)、NHK連続テレビ小説『なつぞら』(2019年)で「広瀬すずの親友」を演じ、話題に。
2020年だけでも、すでに5本の連ドラと2本の映画に出演。現在は、ドラマ『おじさんはカワイイものがお好き。』(読売テレビ・日本テレビ系)、『おしゃ家ソムリエおしゃ子!』(テレビ東京)の2作品、公開中の映画『私がモテてどうすんだ』(松竹)に出演する、売れっ子女優だ。
少しふくよかな見た目と、コミカルな演技が印象的な富田だが、この外見は、彼女の役者魂が作り上げたもの。東日本大震災後、福島から上京した富田は15歳のとき、『ソロモンの偽証』で女優デビューした。
「もともとやせていたのですが、監督に『松子役のために太ろう』とアドバイスされて、15kg体重を増やしたんです。とにかく毎日、桃や牛タンなど好きなものを食べて、松子の体型になりました」
劇中で富田が演じた松子は、太っていることを理由に同級生からいじめを受ける中学生。この役で注目を集めた富田は、『ソロモンの偽証』以降、「ふくよかな女のコ」役を求められる機会が多くなったという。
「自分はもともと、ダンスや体を動かすことが大好き。撮影がないと、体重がすぐに落ちてしまうんです。
ふくよかな体型の役をいただくたび、たくさん食べて体重を増やしてます。『チア☆ダン』のときも、激しいダンスレッスンや撮影でやせてしまうので、体重を増やすよう、ひたすら食べ続けていました」
役のための体作りにも、多忙すぎることによる影響が……。
「2019年末は映画、ドラマ、舞台が同時進行で大変でしたね。舞台『フラガール』でフラダンスを踊り、ドラマ『チート』(日本テレビ系)ではアイドル役で歌をレコーディングして、ライブシーンでは踊るので、常に運動している状態。かなり体重が落ちてしまったんです。
映画『私がモテてどうすんだ』も同時期の撮影でしたので、役のために体型をキープしなければならず、かなり大変でした」
体重を増やすことへの不安は、ないのだろうか。
「作品の中で、自分がふくよかな役として必要とされ、求められているのなら、体重を増やすことはまったく嫌ではないですし、怖くないです。
私はとにかくお芝居をしたいので、役をいただき、演じられることがありがたい。太った私が求められているのなら、それはそれで、嬉しいです」
ただ既存のイメージで求められる役だけでなく、「自力で勝ち取る」役も、彼女にとっては大切だという。
「見た目で、ちょっとコミカルな役とか、おもしろい女のコの役だけをアテ書きで期待されると、それで自分の演じることが事前に見えてしまい、悩むこともあります。『富田だから、この役』というのは、もちろん嬉しいのですが、やせている普通の女のコの役も演じてみたいと思っています。
ただ、今は太った役が続いているので、現実的にやせることができなくて……。役者として幅が狭くなりすぎるのもよくないので難しいです。だから、事務所から『オーディション受けます?』と連絡が来るとすごく嬉しいですね。自分で望んで役をいただくという状況も好きなんです」