砂漠の天使「スナネコ」日本唯一のかわいすぎる家族をキュン撮

那須どうぶつ王国のスナネコ一家・長女のアミーラが、取材陣に華麗なジャンプを披露！

　大きな耳、幼さの残る顔がチャームポイントで「砂漠の天使」とも呼ばれる「スナネコ」。その名のとおり、アフリカや中東の砂漠地帯に生息する野生動物だ。体毛は、砂漠に溶け込むクリーム色。灼熱の砂から足の裏を守るため、肉球は長い毛に覆われている。

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　栃木県の「那須どうぶつ王国」では、2019年の秋、日本の動物園として初めて、スナネコ2頭の飼育を開始した。そして2020年、4頭の子ねこが誕生し、注目を集めている。

「シャリフ（父）とジャミール（母）の相性がよかったのか、すぐに繁殖が成功し、2020年4月にアミーラ（長女）が誕生しました。ただアミーラは衰弱しており、すぐスタッフの手に委ねられました。

　その後、ジャミールをシャリフのもとに戻したところ、2020年7月に3頭を無事、出産しました」（那須どうぶつ王国担当者）

　子ねこ4頭は、すべて女の子。抱きしめたくなる愛くるしさの一方で、タオルをくわえて獲物を運ぶ練習をする姿には、野性味を感じさせる。

　8月13日からは四女が、8月22日からは子育て中だったジャミールと子ねこ2頭（次女＆三女）も、一般に公開された。勢ぞろいした「スナネコファミリー」は、みんなかわいいぞ！　以下ではファミリーの全メンバーをご紹介する。

　本誌人気連載の「FNASH」は、今回で最終回となります。ご愛読、ありがとうございミャした。

●父／シャリフ
　一見、大柄に見えるが、体重は3kg程度。ごはんや寝床を、妻のジャミールに奪われても怒らない、温厚な性格。好物はヒヨコの肉で、定番の馬肉への食いつきは、いまひとつ。

●母／ジャミール
　4姉妹のお母さん。夫のシャリフとはおしどり夫婦で、繁殖期以外でも、寄り添って寝る姿が目撃されている。立て続けの妊娠＆出産は、2頭の相性のよさが幸いしたのかも！？

●長女／アミーラ
　日本の動物園で生まれた初めてのスナネコ「アミーラ」。小さい体ながら、1日に約140gの肉をモリモリ食べ、遊びながら狩りの練習をしている

●次女＆三女
　2020年7月に生まれた、アミーラの妹たち。生まれてすぐお母さんのおなかの下に潜りこんで以来、ともに巣箱の中で過ごしてきた。最近、お客さんの前にデビューしたばかり！

●四女
　次女、三女とともに生まれたものの、低体温状態に陥っていたため、飼育員によって育てられた。今では健やかに成長。8月13日の初公開では、アミーラお姉さんとガラス越しのご対面！

写真・永田理恵

（週刊FLASH　2020年9月8日号）