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杉山清貴「『君のハートはマリンブルー』レコーディングは何度もダメ出し」
エンタメ・アイドルFLASH編集部
記事投稿日:2016.08.29 07:00 最終更新日:2016.08.29 07:00
「朝は何を食べてきましたか?」
「(本当はめざしだけど)クロワッサンとカフェオレです」
バンドのイメージ作りのため、取材にはこう答えるように当時の事務所社長に厳命されていたという杉山さん。
1980年代前半、杉山清貴&オメガトライブは、「夏・海・リゾート」をテーマに、ヒットチャートを牽引した。
「麻のスーツを着て、南の島のプールサイドでビールを飲み、クラシックカーの助手席には外国人の美女……。その世界観に憧れる若者を想定して作られたのがオメガの楽曲たち。
作詞家・康珍化さんと、作曲家・林哲司さんによる『君のハートは~』は、歌詞もメロディも大好きで、ソロになったあともいちばん歌っています。僕の中でオメガといえばこの曲。
レコーディングのとき、社長に細かくダメ出しされて。『歌うとき、頭の中で画(え)を描け。その画の主人公になれ』と。でも、僕にはなかなかなれなかった(笑)。歌の出だしの『季節外れの~』の部分だけでも、何回も録り直しをしました」
杉山さんにとって、『君のハートはマリンブルー』とは?
「シンガーとして、いまだに歌の勉強をさせてもらっている曲。音域が下から上まで幅広くて難しい。歌としてはレコード盤が 100点。稚拙な部分もあるけど、その若さも味。『あの時代の杉 山くん』にしか歌えません(笑)」
<杉山清貴&オメガトライブ『君のハートはマリンブルー』>
1984年1月21日発売
作詞:康珍化 作曲:林哲司
●売上枚数:24.9万枚(1984年)
●ザ・ベストテン初登場:1984年4月12日 9位
●最高位:9位 ●ランクイン:3週
<カラオケ・ワンポイント・アドバイス!>
「季節外れの」の出だしから「すれちがう海が見える道」までが勝負。歌詞の意味としては「季節外れのBUS」ではなく、「季節外れの海が見える道」なんです。その風景をイメージして歌うようにしましょう。
<杉山清貴>
1959年神奈川県生まれ。57歳。1983年、『SUMMER SUSPICI ON』でデビュー。シングル7枚、アルバム5枚を発表。1986年、『さよならのオーシャン』でソロ活動をスタート。最新アルバム『OCEAN』がキングレコードより絶賛発売中。ソロデビュー30周年ツアー開催中。
詳細はHP http://www.sugiyamakiyotaka.com