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欅坂46 菅井友香×渡邉理佐「5年間の記憶」誕生から再始動へ
エンタメ・アイドルFLASH編集部
記事投稿日:2020.09.04 11:00 最終更新日:2020.09.04 11:00
強烈なメッセージがこめられた歌詞の世界観を、圧倒的なパフォーマンスで表現してきた欅坂46。2015年8月の結成から2020年7月16日の活動休止発表まで、彼女たちの活動を追ったドキュメンタリー映画『僕たちの嘘と真実 DOCUMENTARY of 欅坂46』が公開される。
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鮮烈なデビュー、東京ドーム公演、平手友梨奈の脱退−−。欅坂46の激動の5年間の裏にあった真実を、キャプテンの菅井友香と渡邉理佐が明かした。
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菅井「5年という月日がギュっと詰まっていて、見応えがある映画になっていました。デビューの日にCDショップ訪問をした映像など、自分でも忘れていたようなシーンがたくさんあって、なつかしかったです。『記憶って、こういうふうに忘れていくんだな』と気づきました」
渡邉「映像を見ていると、当時の気持ちが甦ってきました。なかでも印象的だったのは、初めてフロントに選んでいただいたセカンドシングル『世界には愛しかない』のMV撮影の様子。
フロントメンバーはリップシーンを撮影したのですが、私は初めてというのと、歌詞や感情をどう表現していいのかわからず、泣いてしまって……。
あれを見て、当時はめちゃくちゃ子供だったなと思い、恥ずかしくなりました。できれば使ってほしくなかったです(笑)」
菅井「私は2019年の12月に撮影したインタビューに、ちょっとモヤモヤしました。今だったら笑顔で話せることなのに、深刻になりすぎちゃったかも。てち(平手友梨奈)のことも、今では普通に話をしたり、ご飯にも行けるのに。
映画では、当時のその瞬間を切り取っているので……今はまた違う気持ちだったりするんですが、それを含めて作品として楽しんでもらえたらと思います」
絶対的エースの平手友梨奈の体調不良、エース不在のなかでのライブなど、ひと筋縄ではいかなかった欅坂46の5年間。
菅井「いろんな変化があるグループで、想像していなかったことが多かったです。キャプテンとしては、グループとしてよくなる選択と、メンバーの心の狭間で揺れる瞬間が多く、悩みどころでした」
渡邉「映画にもありましたが、2017年の夏ごろは『平手がセンターじゃないと意味がない』と思っていました。そうじゃないと、歌が伝わらないと思っていて。自分に自信がなかったんでしょうね。でも、その気持ちはどんどん変わっていって……」
菅井「時が流れるにつれて、メンバーの心が大人になっていったんだと思います。それはすごく嬉しかったです。いつもメンバーが助けてくれました」
渡邉「『グループのために何かしたい』と思う優しいコばかりが集まっていると思います。最初は、ほかのグループと比べてしまうこともありましたが、いまは欅坂46でよかったと思います」
7月におこなわれた配信ライブで、グループの改名を発表。
菅井「2020年10月のラストライブで、欅坂46としては幕を閉じますが、応援してくださる皆様のためにも、私たちも納得した形で次のステージに進められたら。自分たちの力で新しいグループを輝かせていきたいです」
渡邉「先日の配信ライブでのみんなの表情を見ると、これまでとまったく違っていたので、頑張れると思いました。常に変化していった5年間でしたが、そういう経験がグループを強くしてくれていったと思います」
けやきざか46
2015年8月21日結成。2016年4月に『サイレントマジョリティー』でデビュー。夏フェスにも精力的に出演するなど、アイドルの枠を超えて活躍。2020年7月に初の無観客ワンマンライブを開催。8月21日にラストシングル『誰がその鐘を鳴らすのか?』を配信限定で発表。10月12日・13日にラストライブを開催予定
※『僕たちの嘘と真実 DOCUMENTARY of 欅坂46』は9月4日(金)全国ロードショー
(週刊FLASH 2020年9月15日号)