手越祐也、メッシ移籍に自己投影「俺も新しい環境で挑戦！」

　サッカー界の至宝、リオネル・メッシ（33）が、所属するFCバルセロナ（以下バルサ）を退団する意向だと報じられ、世界中のサッカーファンに衝撃が広がっている。かつてJリーガーを目指し、メッシと対談した経験を持つ手越祐也（32）も、そのひとりだ。

「メッシは、僕のスーパースターです。プレーがすごいのはもちろんですが、取材に行った際、持っていたのはセカンドバッグひとつだけで、『Ola！（こんにちは！）』って気さくに話しかけてくれたんですよ。直接お会いしたことで、さらに好きになりました」

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　一番印象に残るプレーは、2007年4月18日にカンプ・ノウで行われたスペイン国王杯準決勝のヘタフェ戦だという。

「あの伝説の5人抜きは圧巻でした。マラドーナと同じタッチ数でキーパーまで抜いてゴール。メッシは、大きなフェイントを使うことなく、タイミングと体重移動だけで2～3人を抜き去ってしまうんですよ。しかも、190cmもある選手とぶつかっても当たり負けしない体の強さもあります」

　目を輝かせる手越。メッシのバルサ退団報道は、どう受け止めたのか。

「バルサひと筋だったメッシの退団は、いまだに信じられません。バルサで続けていくことは楽だし、分かり合えるチームメイトなので、メッシにとってやりやすいとは思います。

　でも、『後悔しないように新しい環境でチャレンジをしたい』というメッシの気持ちは、環境もレベルもまったく違いますが、僕もわかります」

　2020年6月、15歳から所属していたジャニーズ事務所を退所した手越は、自分の行く末をメッシと重ねている。

「僕が昔から仲が良く、尊敬している元サッカー日本代表の内田篤人さんは、8月に現役を引退しました。じつは、僕も内田さんもメッシも、同い年なんです。変化の早い時代のなかにあって、更に上を目指したり、新しい環境でチャレンジするタイミングは一緒なんですね。

　フィールドは違えど、メッシや内田さんから刺激を受けながら、僕も頑張りたいと思います。メッシの移籍先？　個人的にはイングランドプレミアリーグでプレーするのを見てみたいですね（笑）」

　8月31日に、自身が手がける事業の “第一弾” として、美容サロン「TEGOSHI BEAUTY SALON」のオープンを告知した手越。憧れのメッシとともに、新天地での “初勝利” を狙う。