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小沢仁志が語る「Vシネマはここから始まる」次は韓国だ!
エンタメ・アイドルFLASH編集部
記事投稿日:2020.09.07 20:00 最終更新日:2020.09.07 20:00
人事抗争、男の嫉妬、そして出世争い……。ソフト販売やレンタルを主戦場に、多くが任侠・ヤクザの世界を描く「Vシネマ」が、ネット配信隆盛の波に乗り、再び人気を呼んでいる。業界をリードし続ける、“Vシネマの帝王” こと小沢仁志(58)が語る。
「いま、俺たちは売り手市場だ。なんといっても、配信でVシネマを初めて観て、『へえ、おもしろいじゃん』と気づいてくれる人が増えたのが大きいよな。『日本統一』は44話を撮り終え、10月は5本撮りだよ(笑)。
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低予算で撮影日数も短いけど、テレビや映画のような制約がない。この間も、(本宮)泰風に言ったんだ。『テレビに日和るなよ』って。マイルドにしたら、昔からのファンを裏切ることになる」
さらに最近のVシネマは、「ビジネスにも役立つ教訓が得られる」と再評価されている。
「意外だね。でも、俺がよく行くお好み焼き店のオーナーが、人事で悩んだときに『統一』で勉強したって。IT企業の経営者も、幹部にすすめてるらしい。でも俺ら、ちょいちょい(作品の中で)人殺してるだろ? それはどうなんだろうね(笑)。
Vシネマは、ここからが始まりだ。まずは若手の育成。まだ端役の役者が、出番が終わっても監督の横でずっとモニター見ながら、目をギラギラさせているんだよ。こういう奴を鍛えたい。
ヤクザ映画で先行する韓国映画とのコラボも実現させたい。オレがかわいがってる役者を連れてって、『日本にはこんなにすげえ奴らがいる』と教えたいね」
次のページでは、Vシネマ界を見続けてきた評論家の谷岡雅樹氏が選んだ、注目の俳優5人を紹介する。